磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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渇き-----被爆体験文集-----第3号

2007年09月07日 | 読書日記など
『渇き-被爆体験文集-第3号』
   原爆被爆体験文集編集委員会・編/
      徳山被爆者の会1981年

広島と四国は海でつながっていますね。ボクは広島から四国へ船で渡った思い出があります。



この冊子は、文章の終わりに録音と書いてあります。
ところどころ()付きで、質問が入っていたりします。

一方的でないのがいいような気がします。
それは一方的な形式が多いからでしょうか?

ボクとしては、お孫さんにかたりかけるやさしいおばあさんの語りが欲しいですね。

テープを文字化するのも大変だったと思う。下「」引用。

「「渇き」出版に際して、第二号でもテープからの文字化に新たな協力者も加わって下さいました。本号においては徳山工業高等専門学校や徳山北高等学校の学生生徒の有志諸君の協力があり、運動の底辺のひろがりは本当に嬉しく感謝にたえません。このように若い世代によって平和への強い意志と運動が継承されることは大きな励ましです。」

「渇き」第二号は、徳山市内の小学校(28校)中学校(13校)に贈呈。


徴用であって徴用でなしという雇用形態もあったようです。下「」引用。

「私は特殊な職業ですから徴用であって徴用ではない-軍靴をこさえるという特殊な加工業で、それが民間に渡って下請けでやっていたわけです。」

ときどき、黒い雨のことを「あぶら雨」と呼んでおられる方がおられますね。

「生命保険を断られてはじめて知った自分の被爆」という方も。
……産後頭痛、生命保険に入ろうと考える。
高血圧で断れて、被爆したことが影響ではと考えはじめられたようです。


--ライシャワー発言により、核持ち込み疑惑。
山口大学ユネスコクラブの学生は1981年5月23日核持ち込みを糾弾し、48時間のハンガーストライキに突入。
ハンスト突入を聞いて大学教官、ゆだ苑職員、県下各地からの被爆者などの支援座り込み参加。

核がなくなることを願って活動されていることが理解できます。








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