磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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世界はいま……6 原子力発電は安全か

2007年09月07日 | 読書日記など
『世界はいま……6 原子力発電は安全か』
   轡田隆史・朝日新聞編集委員(監訳)/
     佑学社1987年、1988年2刷

たとえ子供の本であろうと、知らないことを知っているように伝えてはいけないと思う。



表紙の写真
「表紙の背景の写真は、1996年の爆発の後公表されたチェルノブイリ原子力発電所、マスク姿はイギリスの原発で働く人の放射能防止の特別な防災服です。」

全国学校図書館協議会選定
日本図書館教会選定

この本にはわからないことを、わからいと書く勇気はもっておられると思います。

しかし、新聞社に勤務されているといって、全てのことが理解できるわけがない。

原発はつくられる前から、ふつうではなかったことも、子供たちに伝える義務があるようにボクには思えてならない。

--このことは、確実に日本の子供たちの将来の背に、かなりの負担となることは確実です。
たとえ、事故が起きなかったとしてもです……。

最初に国会で予算をとれたのも、、そんなふうに予算がとれるのかなど、疑問だらけだった……。

それも、追求する姿勢はお忘れになって、あいまいな常識を書いておられるだけで……。

あいまいなものさえ、確実だとも思っておられるような気がしてならない。

--スリーマイル島事故はメルト・ダウンしていないなかったとこの本。

しかし、本当はメルト・ダウンしていたと書く高木仁三郎。

メルト・スルーはしてなかったと高木。

この違いをこの本の著者は知っておられるのか疑問です。

そして、スルーマイル島でも、隠蔽工作はさまざまにおこなわれた……。

この本から離れます。

--チェルノブイリ事故では、アメリカの主導のIAEAが現地入りしてから、情報が出されなくなったという。

--隠蔽体質なのは、米国の政府のほうが、ソ連の政府よりも上だった……。

そして、それはヒロシマ・ナガサキの原爆のときもおこなわれた。

ウソの情報を流し、ウソの報告をして、被爆者を苦しめ、見捨てた……。

それも歴史です……。

--原爆から生まれた原発。

どちらも、隠蔽体質だった……。

--そして、日本の広島の権威が、チェルノブイリ事故は健康に問題はないと宣言。

ここでも、日本はアメリカのお先棒担ぎ。

そして、日本では核アレルギーと国民を罵倒!

そんな人たちのいうことを信じていたら、チェルノブイリ事故がおきても安全といってもらえるだけのこと……。

苦しんでいても、見捨てておかれるだけのこと……。

--ヒバクシャが次々に血を吐いたりして死でいるとき、
もはや死ぬべき者は死んだといい、救助を止める米軍(進駐軍)……。
赤十字の仕事の邪魔をした米軍……。

--ウソをついて、原発推進している……。
それは今もかわらない。

柏崎の原発が地震が原因で止まっているという。
--隠蔽体質はかわらず、すぐには公開しなかった……。


そして、被爆者と懇談してくださるが、控訴する総理……。

--大手マスコミもきちんと伝えようとはしない……。
朝日新聞記者で、原子力関連の委員会に席をおいて、国会議員になった者もいる……。

いつものことは忘れないで下さい。






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