磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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チェルノブイリの真実

2006年09月27日 | 読書日記など
『チェルノブイリの真実』
   広河隆一・著/講談社1996年

『チェルノブイリから広島』と同じ作者の本です。
この本は大人向きですが、どうもジュニア向けの本が、
わかりやすいです。ボク向けです。




スリーマイル島原発事故後、
世界で最も安全な炉とうたわれていたが、
このような事故にあってしまったという。

この事故にもいろいろな要素はあるが、
日本と同じで無責任体制が露呈している。

水力発電がフル稼働している時期にどうして、
無理なことをしたのか、いまだに真相はわかっていないらしい。

この無責任さを国民がしったとき、
ソ連は崩壊し、ロシアが生まれた。

ソ連では原子力関係での事故は
意外に多くて、そしていつも、
末端の者が非難されて罰せられて、
上には責任はないとされていた。


この本にもどる。
移動のバスなども隙間だらけであったが、
だれも、その隙間を埋めようとしなかった。
もし、それを行っていたら、症状が軽減されいた
可能性は高いだろう。

防護服なども気休めでしかない。

当時の人々は感光するような食品を食べていたという。下「」引用。

「事故直後には外部被曝が大きな影響をもたらしたが、すぐに体内被曝の方がはるかに恐ろしい意味をもちはじめた。ホイキニ病院のコルツォフ副院長は、前にも述べたが、次のような体験を事故後している。ある時、彼は木の葉をX線のフィルムの上に置いて、翌日見ると、フィルムに組織が全部写っていた。卵を置いた後、卵の組織がよく写っていた。ソーセージも同じだった。感光するような物を当時、人々は食べていたのである」

診断名の禁止がいわれると、「急性放射線障害」患者はいなくなったという。

また、基準を十倍にせよ!との命令もあったという。

データ隠しやデータ泥棒もあらわれたという。

そしてこの本でも【重松逸造】が登場する。
現場とはほど遠い報告をしたという。

「長崎新聞」や「中国新聞」は積極的な報道をしていたという。





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