サンデー毎日 ２０１２－１．２２号

『サンデー毎日　２０１２－１．２２号』
　　　山田道子・編/毎日新聞社2011年

特集名　小沢の野田ギブアップ作戦



「東電値上げ「醜いからくり」▼原発維持狙いで日本は経済沈没▼経産相が激怒した社長の「権利」会見」　下「」引用。
「徹底した経営合理化を果たさないまま、電機料金の値上げ方針を明らかにした東京電力への風当たりは強い。身内の経産省との間にもすき間風が吹き始めた。世論の大バッシング覚悟で東電が仕掛けるギリギリの駆け引きの真の狙いは－－。
　東電・西沢俊夫社長が「値上げは権利」として昨年12月22日の発言に対し、同社再建に奔走する経産省関係者が怒りを露（あら）わにした。
「国民の血税でやっと首がつながっているような企業のトップの言葉とは思えない。自分で自分の首を絞めるようなものです。経産省内で電気料金制度の見直し論議が決着しない段階で、なぜ経営陣が“暴走”するのか、まったく解せない」
　西沢社長は同日の会見で、企業向け電気料金を今年4月から20％程度値上げし、家庭向け料金も早い時期に政府に値上げ申請する方針を示した。家庭向けの値上げ幅は最大10％程度とみられている。原発停止に伴う火力発電所の燃料費増加で悪化した収益構造の改善が狙いというが、これには枝野幸雄経産相も「安定供給を錦の御旗（みはた）に、値上げが電気事業者の権利であるとの考えは改めていただきたい」と釘を刺した。」

消費にマイナス。下「」引用。
「元経産官僚で慶応大大学院の岸博幸教授によると、値上げが断行された場合は一般家庭の可処分所得が減り、消費に大きなマイナスとなる。－略－原発事故の賠償額も確定せず、将来的な電力業界の枠組みさえ不透明な現段階で料金値上げに踏み切るとは、あまりにムシが良すぎる。－略－」

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「教え子を自殺させたのは「農協」ではなかったのか」佐高信。下「」引用。
「「自分が共同体に寄せる思いと、共同体からの締め付けから孤立感にさいなまれ、毎年、添削割当面積が配分されてくる春先は、精神的に相当まいりました」
　陳述で、このように告白して十二年後に斎藤は自ら命を絶ったのである。皮肉にも、あるいは残酷にも、そのころから政府は、「減反政策」を見直すと言い始めた。農協は減反押しつけの先兵となった過去を反省してTPP反対と言っているのか、斎藤に代わって私は問いたい。」

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竹中労の名言。下「」引用。
「人は、無力だから群れるのではない。群れるから無力なのだ」

「2012年入試直前情報　原発事故の影響で「MARCH」が穴場」　下「」引用。
「震災による福島第1原発事故で、首都圏の大学を目指す地方の受験生が減少している。その影響を大きく受けているのが全国から志願者が集まる難関私大、中でもMARCH（明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大）だ。事故による志望動向の変化を探った。－略－」

「斬り斬られ対談　「反体制文化人は営業反体制だ」田原総一朗vs.佐高信「だんだんズレるし両刀遣いだ」」下「」引用。
「原発文化人50人を俎上に載せた評論家の佐高信ずさん（66）が今度は『タレント文化人200人斬り』（毎日新聞社）を出した。その中で5回はバッサリ断罪されているのがジャーナリストの田原総一朗さん（77）。そんな両者が顔付き合わせ、斬ったり斬られたりのガチンコ対談－－。」

「自由奪う橋下をなぜ評価する」　下「」引用。
「佐高　橋下徹というのは二枚舌、三枚舌のつまみ食い男だと思います。彼の掲げる大阪都構想や道州制は評価しているんですか。
田原　大阪都も道州制も信用していません。そもそも「平成の大合併」がインチキだ。合併特例債に目がくらんだ地方を手なずけ、手切れ金を渡したら後は野となれ山となれというのはけしからんですね。大阪の人が橋下市長を支持する背景にあるのは大阪の地盤沈下ですよ。かつては経済の中心地だったのに、今は住友グループまで本社機能を東京に移してしまった。一方で生活保護受給率は全国一。この地盤沈下を何とかしてほしいというのが、市民の橋下市長に対する思いでしよう。大阪都構想なんて期待してませんよ。
佐高　小泉さんもそうですが、「壊し屋」は壊すべきでないもので壊してしまう。田原さんは「腐敗する自由をなくしちゃいけない」と言っていましたが、橋本徹は腐敗する自由もなくそうとしているように感じます。」

原発関連は話題にしていない。








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