磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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韓国のヒロシマ村・陜川(ハプチョン) 忘れえぬ被爆韓国人の友へ 

2006年08月07日 | 読書日記など
『韓国のヒロシマ村・陜川(ハプチョン)
   忘れえぬ被爆韓国人の友へ』
     織井青吾・著/社会評論社2004年

この本は広島で被爆した韓国人の友達に対する
熱い思いと行動が書かれてある大変にすばらしい本である。



帯に書かれてあります。下「」引用。

「遠い記憶の残像を追う
わたしのなかに住みついてる清水仁三郎、そして韓仁守(ハンインス)の人生は、今、その歩みを見せはじめたばかりかもしれない。」

日本人に支配された朝鮮では、下着一枚買えなかったという。下「」引用。
「汗水たらして作った棉花やマユなどの原料は安く買い叩かれ、そのうえ下着一枚を買うにも高価な日本製品を押しつけられるという、韓国人農民たちは二重の労苦を甘受させられた。」

高価=いい品とは限りませんね。
今も昔も……。

そして1929年に世界恐慌がおきます。

石川啄木の詩
“地図の上 朝鮮国にくろぐろと墨をぬりつつ 秋風を聴く”

そして、陜川から広島へ、多くの人が渡ったという。

貧乏人を追いつめておいても、「日本に来たかったから来た人たち」と言われるのでしょうか?
そんな人たちは今もホームレスの人たちに、「好きでホームレスをやっている」と言われている方たちでしょうか? 

被爆してそして韓国へもどった人たち。
それで幸せになったか?
多くの場合はそうでなかったようです。

この著者の友達も半日本人などといわれて差別を受けたという。

本当の故郷は広島と友は語ったという。

八月五日に韓国の方は行動をとられることは、今年も同様であったようです。

そして著者たちクラスメートは、韓国へ初めての修学旅行として出かけられる……。

広島で医療が受けられるにしても、広島までの渡航費が大変だという。

著者も属しておられる「在韓被爆者渡日治療広島委員会」というものがあるそうです。







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