磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ヒロシマをさがそう 原爆を見た建物

2007年10月01日 | 読書日記など
『ヒロシマをさがそう 原爆を見た建物』
   山下和也、井出三千男、叶真幹(著)/
        西田書店2006年

この本には多くの被爆した建物が紹介されています。この被爆建物は原爆の証人ともいえるものだろうとボクも思います。



「ヒロシマを想像して欲しい」というタイトルで書かれてありました。

ぼくの思うことと似ているのではないかと思いました。

目次

そのことでも、被爆建物は役立つものだろうとボクも思います。下「」引用。

「被爆した建物や橋、樹木の保存、映像や資料の保存・展示、手記や絵としての記録、コンピュータやグラフィックスによる街並みの再現など様々な方法で考えれて、実際に取り組まれている。
 しかしなにより被爆者とともに、原爆を体験したのは数多くの建物そのものである。」

沖縄戦などでも、証言できる被害者が少数になってきて、ウソで覆いかくそうとしていると指摘する方たちがいます。
もし、本当なら、どうして今まで黙っていたのか?
それも、個人ではなく組織で……。

--ウソをウソとするためにも、証拠は大切なものですね。
そして、小さな間違いを指摘されても、全体が間違ったわけではないということも、きちんと自覚しておかねばならないことです。

この本には書かれてありませんが、『自決』という言葉は民間人には適用されない。
--ゆえに、集団自決はなかった……。

当時の新聞などにも集団自決という言葉は使用されていました。

--環境ホルモンという言葉はたしかに学者などがいうことが正しいが、起きている事象は名前をかえたところで、変わらない。

……本当にこのことは大きなことだと思います。
生き証人たちがお亡くなりになってきた……。
その時に、歴史の書き換えをしたがる人たちの悪意ある活動がおきています。

ドイツなら逮捕されるようなことも、スルーされているのが、この国です。

その時、証拠は強い力をもってきます。
どんな人がどんな理屈でやってくるかもわかりません。

きちんと伝えられることは、伝えていっていただきたいと願っております。下「」引用。

「だからこそ、被爆建物の役割は大切であり、それらの建物を通じて被爆の実相を伝え、我々の想像力を引き出す不断の努力が求められるのだ。
 若い人たちに、あなたに広島を訪ねて欲しい。
 被爆建物やその痕跡を歩いて欲しい。」

広島電鉄千田町変電所のことが書かれてありました。下「」引用。

「この変電所は爆風で屋根をはぎ盗られるなどした。幸いにもレンガの壁面は倒壊を免れ、変電設備は、所員による不休の応急修理で機能を回復した。被爆当日の午後から軌道などの復旧に広島電鉄の職員が取り組んでいたこともあり、9日には最初の電車が動き出した。」










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