磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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女性史を拓く-国立市公民館女性問題講座「歴史」-1

2010年08月29日 | 読書日記など
『女性史を拓く-国立市公民館女性問題講座「歴史」-1 母と女-平塚らいてう・市川房枝を軸に-』
   鈴木裕子・著/未来社1989年

「はじめに」 下「」引用。

「本書は、ご覧のように昨年、一九八八年に東京都国立市公民館で行なわれた女性問題講座「歴史」の記録です。
 わたしがお話したことを講座の参加者の方々が丁寧に聴きとって、まとめて下さったものがもとになっております。
 本にするのに際し、注釈を加え、写真やカットを入れ、一部、誤記や語句等の訂正を行ないました。が、訂正は最小限にとどめて、学習のときの雰囲気を大事にしました。-略-」



こんなに早くから……。下「」引用。

「例えば「平塚らいてう」などの名は遠い過去の人という印象でしょう。が、彼女たちの歩みに触れると、こんな早くにウーマン・リブの主張やフェミニズムの思想が既に実践されていたかのと驚かされます。と同時に、今の私たちの日常に共通する混迷や意識の陥し穴も見えます。
 私たちが抱えている問題を照らし出すための一つの座標軸として、先人たちの足どりをたどってみましょう。-略-」

プロパガンダ的に「平塚らいてう」「市川房枝」を評価しては、彼女たちをおとしめることにつながっていく……。

福沢諭吉が批判した……。下「」引用。

「とところが妾を配偶者扱いするということは、後に福沢諭吉とか森有礼とかの啓蒙思想家たちの批判にあいまして、一八八三年には廃止のふれを出し、形の上では(法律上)一夫一婦制になります。」

だからといって、差別的ではないとは限らないですね……。

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青鞜」は最初は文芸運動。

母性主義から天皇制国家への幻想……。下「」引用。

「その母性主義がもとで、どうやら戦時中は天皇制国家への幻想にとつながっていくようなんですね。らいていというのは、わたくしも実は疑問だらけなんですね。-略-」

塩原事件と平塚らいてうのことが書かれてあった。

大逆事件のことに触れなかった『青鞜』。

銘記しておかねばならない女性差別以外に対して、あまり勉強しなかった。下「」引用。

「女性差別以外に、近代日本はいろんな差別を内蔵させて発展してきているわけです。その女性差別の事象以外の差別に対して、残念ながら日本の女性解放運動というものは弱かったんじゃないかという気がするわけです。-略-はからずも関東大震災に遭遇して起こった朝鮮人大量虐殺について、当時の女性の思想家、運動家といわれる人たちの中で、あまり触れられなかったということは銘記しておかなければならないことだと思います。」

友愛会婦人部書記になった市川房枝。

「政界浄化の鬼」市川房枝。
田中角栄、松野頼三に、「落とせ」と演説をぶったという。







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