磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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講談社現代新書1700 核兵器のしくみ

2006年06月19日 | 読書日記など
『講談社現代新書1700 核兵器のしくみ』
    山田克哉・著/講談社2004年

核兵器についても勉強しないと、
そう思い手にした本です。
しかし、物理は苦手です。



原爆は二種類あって、
ウラン爆弾の広島と、
プルトニウム爆弾の長崎らしいです。

でも、実験は一度だけだったのが、
どうしてなのか疑問をもっていました。

それは、複雑なプルトニウム爆弾は、
どのようになるかわからず、
一回実験をしたようです。

原爆の威力は爆発の力だけでなく、
放射線によってもたされる人体への
被害であるという。

原子爆弾からはアルファ線は放出されないが、
中性子線とガンマ線が放射されるという。

人体にたいする影響は完全に解明されていないという。


原子力発電も基本的には原爆とかわらないという。

原爆にはないが、原発にあるのは、減速材である。
・軽水
・重水
・黒鉛(グラファイト)
(※)暴走しないように、減速させるのが役目のようだ。

減速材


また制御棒も暴走をおさえるもので、
原発にはあって、原爆にはないものだそうです。

原子力は優れた電気という人がいますが、
それは嘘だそうです。この本でも同様のことが
書かれてあります。下「」引用。

「原子力発電は、火力発電の熱源(石油、液化天然ガス、石炭の燃焼)を、単に原子炉に置き換えたにすぎない。」

ウランの輸入相手国はオーストラリア、
南アフリカなど安定した国々であるという。

南アフリカは安定していたのですか?
知りませんでした。


ウランとプルトニウムの混合体からなる核燃料の
ことをMOXと呼んでいますね。

原子力発電所をもつということは、
原子爆弾を製造する潜在力をもつことに
なると書かれてあります。




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