磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

巨大教会が政治を動かす~アメリカからの報告~

2007年07月11日 | 読書日記など
NHK総合2007年7月10日
クローズアップ現代

巨大教会が政治を動かす
~アメリカからの報告~


★メガ・チャーチ★

急増する巨大教会。
一つの教会で四万人の信者がいるところもある。

コンサート会場をおもわせる盛り上がり……。
コミュニティーの崩壊から、宗教を心のよりどころに……。

政治力をつよめているという。
牧師「選挙に勝ちたいなら、我々のいうことを聞くしかないのです」

大統領候補も積極的にメガチャーチに関わろうとしている。

テレビで放送、七百万人をこえるという。
売店あり、ポップスふうにアレジした賛美歌。
コンサートみたいで楽しいという。

【シングル・マザー】 
・暴力を振るう夫と離婚。
・職もなくとまどっていると、教会が助けてくれたという。

教会の売り上げは年間で100億円という。
牧師「ある意味、これはビジネスです。人を助けるビジネスです」

【2004年】
イラク戦争のブッシュ支持。
【今年】
宗教保守の間でも、ブッシュ政権への反発が強まっているという。
--ブッシュは都合よく神を利用した……。
共和党一辺倒のところを見直そうとする教会もあるという。

・温暖化対策を訴える牧師も登場。

民主党大統領候補も評を狙う。
キリスト教フォーラムに代表が登場。

以前は89%がブッシュを支持。
それが71%に落ち込む。
未だに共和党支持者が多い。

共和党に本当の保守派がいないという……。

一枚岩でなく、教会は一国一城の主だという。



【考察】
いろいろな側面で考えられると思う。
--まずは宗教なので、神学として。
モーセが神の十戒をもらいうける時の不信仰な民の集まり。
このようなことを古い神学の人たちは述べるかもしれない。

--そして宗教学では。
宗教の役割には社会のセフティーネットも一つ。
--弱者を救うこと。
その弱者が集まれば、これほどの力があるということ。
--宗教はいまだに死んではいない。
宗教は無力なものではない。
そう考えられる方もおられることだろう。

--社会学では。
社会福祉などが切り捨てられた結果、社会不安がうまれ、宗教にすがる者が増える。

--政治学。
宗教の力が強まれば、政教分離がくずれていく。
不安定な社会へと危惧される。

政治と宗教の癒着がおこると危険だろう。
貧しい者たちを信者に迎える宗教団体。
建前では、貧しい人を救う体制をとる。

--しかし、社会福祉などが充実すれば、信者は激減する。
ゆえに、本気では社会改善などおこなわないシステムをつくりだす。

政治と宗教の一体は、機能(システム)として一つにならないものを一つにする危険性があるという方もいたかと思います。

いつものことは忘れないでくださいね。

癒着すれば、システムはまともには動かない。




アメリカの政教分離 植民時代から今日まで









もくじ







エンタメ@BlogRanking









最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。