磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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二十八年めの卒業式

2009年04月14日 | 読書日記など
『二十八年めの卒業式』
   手島悠介・作/岩淵慶造・画/岩崎書店1981年

裏表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「●「東京新聞」評
太平洋戦争の末期、東京・新堀(しんぼり)小学校の六年生は、空襲のため散りぢりになっていたので、卒業式をあげることができなかった。だが、最近、当時の卒業証書が見つかり、二十八年ぶりに卒業式がおこなわれたのであ。(中略)空襲が激しくなって地方へ疎開する子どもたち、疎開地でのり望郷の思いやひもじい生活、東京大空襲の悲惨な情景、亡き友への鎮魂の語らい-略-」



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「昭和二十年三月十日、東京の下町一帯は、米軍機の大空襲をうけた。巨大なB29から次つぎと投下される無数の焼夷弾。逃げまどう人びとをめがけて浴びせかける機銃掃射。千恵子と母は、火の海と化した町中を必死に逃げまわった--さながら地獄のような日から二十八年、生き残った同窓生が一同に会し、二十八年めの卒業式がおこなわれることになった。」

テーマは、学童集団疎開と東京大空襲だそうです。

神風について……。下「」引用。

「神風がふくのを信じていたというよりは、日本はえらばれた神の国で、日本には守り神がついているって信じていたのね。先生にもそう教えられたし、そのように思いこさまれていたのよ」

こんな「神の国」思想を、外国の人が常識として認めるとは思えませんが、外国の人も認めているというよなことをいう人たちもいます……。

空襲は3月10日以外にもあった……。下「」引用。

「東京では、暮れの大みそかにも空襲があり、近くの映画館「銀座線」から、小島町電車通りにかけての家屋が焼けました。-略-昭和二十年にはいってからは、二月二十五日、東京ではめずらしいくらいの大雪の日に、三筋(みすじ)国民学校の正門の前の善照(ぜんしょう)寺に爆弾が落ち、下谷西町一帯が焼け、炎が血のように雪をそめました。」








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