磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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創立五十周年記念誌-----広島大学教育学部付属中学校高等学校-----

2007年11月23日 | 読書日記など
『創立五十周年記念誌-広島大学教育学部付属中学校高等学校-』
   創立五十年記念事業会編/広島大学教育付属中学校・
      高等学校内 創立五十周年記念事業会1955年

広島大学といえば、中学校の時の数学の先生を思い出します。その先生は付属に通っていたかどうかはわかりませんが……。



「原民喜との中学時代」
--原民喜との思い出を書かれている。
原民喜の名前を覚えたのは、朝寝坊の著者が遅刻して手痛い罰則をえているのに、青い顔をした原民喜は叱られることもなかったという。
--原民喜は自由主義というものを当時から理解していただろうという。
クラス会雑誌に大人びた小説「絵そら琴をひく人」を原民喜は執筆。

--原爆で死んだヴィオリニスト・岡田二郎。
詩「恐怖」というのを学生時代に書いていたという。
岡田と著者だけが、原民喜の友人になったという。
三年のときには原は北組と南組みに別れたという。

--原民喜の処女作の詩「ためいき」
著者は原を「ためいき」とよくからかったという。
原はそれまでは詩人ではなく小説家になりたかったようだ……。

--彼らは文弱派とか文化派で暴力の強圧におびえていたという。
しかし、原も著者も堂々と自己主張していたようである……。

原民喜の死因をきかれると、著者は。
--「はぶてた」のだと答えて置こう。
……「はぶてた」?
検索してみると……。?


「学徒動員、学校疎開の回顧談」、「B29の思い出」など戦争に関わることも書かれてありましたが、このことを目的ではないので、こればっかりという感じではありません。

わりと自由な感じの学校であったようにボクには思えました。

そこからでないと、原民喜は出てこないかもしれませんね……。








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