磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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その日の広島

2007年11月23日 | 読書日記など
『その日の広島』
   河本哲夫・著/新教出版社1965年

カトリックの本を読んでいると、被爆された傷を聖書の言葉やカトリックの教えで、癒されている人たちがいる。それにくらべて、一般とかわらないなあーと思う……。宗教発生学的にも、そういうもんだろうなあーと思った……。



かたパンというのが書かれてありました。下「」引用。

「また、「かたパンを配給している」と知らされて初めて、後生大事にかかえていた弁当をTさんたちといっしょに食べた。」

検索して調べました。
でも、同じものかはわかりません。
健康食品のようです。
軍隊かたパンというのもあるようです。
これは昔からあったことでしょうね。

やはり、おしゃれしたい気持ちは同じだったようです。下「」引用。

「「作業なら悪いモンペをはいて行ったら……」と、姉に言われても、言うことをきかないで、地厚なモンペと、その日初めてかぶる上等な麦藁帽に身をかため、久しぶりの登校に、喜んでわたしは家を出た。」

でも、おしゃれより大切なものも沢山ありますね。

アメリカ人の良心……。どこの国でもそうでない人とそういう人とがいますね……。それは古今東西かわらないでしょう……。下「」引用。

「その後わたしは、パール・バック女史が、原子爆弾使用の直後、トルーマン大統領に、激しい抗議をされた話を、詳しく聞くことをえた。また今年の春、日本を訪問されたYMCA世界同盟総主事、トレイシー・ストロング博士が、一米国人として、広島市民にあわせる顔がないと言って、広島訪問を拒まれたことを聞き、米国の両親の健全なことを確かめた。
 われわれは、今後、日本人の良心の確立のために、最善をつくさなくてはならない。
         (一九四七年八月六日)」

ほかの本ですが、良心の安売りと書かれている人もいましたね……。
良心とはそう簡単に使うものではないと。

しかし、戦争をすること、差別することを止めることは良いことで、良心だとボクは思うし、使っていいと思います。

日本人の差別主義者は、差別という言葉さえも使ってはいけませんという……。

戦争は究極の差別ですね!
--平和を求めるので、差別という言葉もボクは使います!

いろいろな本や雑誌から集められた本のようです。下「」引用。

「これらの体験記のうち、「神様! 助けてください」、「あの子は決して死んでいない」、「妹を返して!」「み怒りの大なる日」の四篇は、一九四九年四月、東京トリビューン社発行『天よりの大なる声』に掲載されたものであって、いずれも一九四七、八年頃の筆によるものであるが、編者の末包敏子氏のご了承を得て、ここに採録されせていただいた。また、第II部に収めた諸篇は、一九五九年一二月、四竃家が自費出版せられた『その死を超え行くもの--四竃祐子追憶のしおり』から、四竃一郎氏のご了承を得て採録させていただいた。さらに、「あの日、広島・私」は、『福音の世界』一九五三年八月号、「その日の広島」は同誌一九五五年八月号、「原爆の痛みは消えない」は同誌一九六二年八月号、「原爆体験・核兵器・教会」は同誌一九六三年八月号、それぞれ掲載されたものであるが、今回本書に収録するにあたって、全面的に加筆・訂正していただいた。」








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