磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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032 ルンペン

2007年05月11日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

二章、首つりの木の下で




032 ルンペン


放送で呼び出した、この人物は何だろうと思う。

学生にみえる。今日日の学生はおそろしい。

おじん狩りとかいって、リンチをしたりする。

またホームレス狩りといかって、殺人までするのである。

自分たちの学生のときとは違うエイリアンにあったような気がした。

ソーリィーは今朝のことなんて、忘れているのだ。

あの少年であろうが、何であろうがソーリィーには関係がなかった。

ソーリィーにとって大切なのは真美、我が子なのである。

それなのに、真美を思って、命を助けてしまったという皮肉。

助ける気もなかったソーリィーにとっては、そんなことはどうでもいいことなのだ。

「きみ、学校はどうしたんだよ」
と、ソーリィーは少年にきいた。

図書館から出るところであった。

「おじさん、会社は?」

「ルンペンだよ」

「ルンペン?」

「昔はホームレスのことをそう言ったんだよ。ホームレスっていったら、家がないというだけの感じがするだろう。それだけじゃないのさ」

「ぼくもルンペンになるよ」

「大人をからかうもんじゃない」
「子供はなれないのかなあー」

「補導されるんじゃないのか」

「補導か? 子供なんてつまらないもんだよね」

「そんなことはないんじゃないか」








閑話休題

ルンペンはたしかドイツ語。

ドイツはそれほど、不況だったという。

それは第一次大戦後のこと、

世界大恐慌がおきる。

そんな不況から逃れたいために、

ヒトラーを選んだという。










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