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現代教養文庫903 プルートーンの火-地獄の火を盗む核文明-

2008年09月24日 | 読書日記など
『現代教養文庫903 プルートーンの火-地獄の火を盗む核文明-』
   高木仁三郎・著/社会思想社1976年

歴史のことから、神話までいろいろなことが書かれてあります。



暗号が出されたという。下「」引用。

「一九四二年の一二月二日、一通の暗号文がシカゴからワシントンへ向けて発信されました。“イタリアの船乗りが新大陸に上陸した”とるコロンブスが新大陸を発見してから、ちょうど四五○年後のことでした。シカゴ大学のフットボール競技場の地下の実験室で、人類最初の原子炉が運転を開始したのです。“イタリアの船乗り”とは、もちろん、イタリア生まれのフェルミのことです。この原子炉は、ウランと黒鉛を積み重ねた簡単なものでしたが、秘密を守るために、ずに“サイトA”と呼ばれたアルゴンヌの森の一かくにある建物へと移されました。」

新大陸というのは、ヨーロッパ 人からみて……。
--アメリカン・インディアンからみて、教養ある野蛮人たちに、ひどい目にあう序曲……。

そして、原子力という新大陸。
--儲ける人たち以外はすべてインディアン……!
またも、おいやられたインディアンもひどいめにあわされた……。
そして、自らもガンになって死んでいく研究者たち!

イラストも掲載されています。



クロダという学者がいたという……。下「」引用。

「(※プルトニウム-二四四を)一躍、宇宙史の檜舞台に登場させたのは、日本の生まれの化学者で、現アーカンソ大学教授のP・K・クロダでした。太陽系空間からの使者、隕石の中に含まれる微量な同位体を分析して、太陽系やひいては宇宙の歴史を推し測る、とうのは宇宙化学という学問の分野の大きなテーマです。」

危険な工事も考えられていたようです。
--クラ運河計画。 下「」引用。

「それは水爆を利用して、タイのクラ地峡に、一大運河を掘削しようというもので、日本、台湾、韓国などへの石油輸送上、現在、あい路とななっているマラッカ海峡のタンカー通行をやめて、直接インド洋と東シナ海によって結ぼうというものです。クラ運河は全長一○○キロにも達し、経費は数百億バーツ(一バーツは一五円)とも一兆バーツとも言われます。」

地中に埋めておいても駄目だったという。下「」引用。

「放射性廃棄物を地下に埋めておいたら、数年の後に何百米も離れたところから、放射能が検出された、というのは、アメリカなどでよく報告されています。」

ガラス固化体につめても、安全とはいえないという人たちもいる……。

ウソ発見器も使用する原発関連企業……。下「」引用。

カレン・シルクウッドの事件のあと、カーマギー社の従業員の多くは、ポリグラフ(うそ発見器)を前にして、いろいろな質問を会社側から受けました。-略-」

原爆をつくるのが、施設がないとムリと書かれてあるが、盗めばいいという人たちもいる……。
--中間生産品でも盗めば、ずっと開発は楽になるという人もいる……。










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