磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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040 自分で感じるもの

2007年05月19日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

二章、首つりの木の下で




040 自分で感じるもの


「それは、教えられるものじゃない。自分で感じるものだ」

「自分で感じるもの……」

「そうだとも、みんな死ぬからこそ、生命についてもっと感じないといけないんだよ。生命って何かを、なぜ生きているのかを」

「人間は愛や理想をかなえるために、生きているんだよね」

「それは間違っている」
すばやく反応して応えるソーリィー。

「どうして何だよ」

「人は生きているだけで素晴らしいんだ。このことが一番大切なことなんだよ。それが感じられなくなっているんだ」

ホームレスの男がそんなことをいうのも、不釣り合いのように少年には思えた。

いや、ホームレスという生活の中でも、多くの人に信頼されているソーリィーだからこそ、言えるのかもしれないと少年は思った。

少年の友人はホームレスを見て、「俺なら、わるいことでして、刑務所に入ったほうが賢いと思うぜ! どうせ政治家だって、芸能人だって、そこらにいる大人だって、悪いことばかりしているのだから……。どうってことないさ。どうして、あいつら、悪いこともしないのだろう?」

そんなことを話していたのを思い出していた。

「価値観っていうものは、自分の心の中にあるもんだよ」
ソーリィーはやさしい声で話しかけている。

少年は犯罪をしない価値観……。

そういう価値観をもっている人は「いじめ」なんて簡単にはしない。

ソーリィーは少年の笑顔をみつめていた。








閑話休題

高速増殖炉「もんじゅ」も着々と、

進めておられるようですね。

あれほどのことがあっても、

きちんとした対応がないように、

素人目にも思えます。

さらに、大きな高速増殖炉も、

進められています。

何度も書きますが。

「原発と公害のあるところに、民主主義はない」












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