磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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放射線とは何か-正しく向き合うための原点-

2011年10月11日 | 読書日記など
『放射線とは何か-正しく向き合うための原点-』
   名越智恵子、仲沢和馬、河合聡共・著/丸善出版2011年

医療関係の放射線被ばくも、外国からみれば、異常といわれる日本。
ガン治療などで使われていても、現在の時点で有効でしかなく、さらなる他分野の研究によって、放射線治療は排除されていくという人たちもいますね。
--仮に有用だとしても、原発まで有用とはまったく結びつきませんね。
この錯覚をわざとやっているとしたら、ペテンでは?



図書館の説明文。下「」引用。

「放射線の基礎知識から、放射線を有効利用している医療・産業・農業での事例、原発など原子力の利用までを平易に解説するとともに、放射線が健康や環境に大きな害を与える怖れのある侮りがたいものであることについても考察。」

表紙の裏には、もっともらしいことが書かれてあります。下「」引用。

「二○一一年三月一一日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東京電力福島第一原発事故以降、人々の放射線に対する意識は激変しました。
そして放射能の危険性や原子力エネルギーに対する様々な議論が活発に行なわれるようになりました。しかし、その前提となる知識が正しく理解されていない点もあるようです。
そこで本書は、生活に欠かせない有効な面から、引き起こされる重大なリスクまで、放射線の基礎知識を平易にまとめました。専門家以外の人々が皆で議論するために必読の一冊です。」

帯には、ノーベル賞の権威が……。下「」引用。

「今日の重要なキーワードである放射線や核エネルギーについて考えるとき、本書は一つの参考書と成ろう。名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長(2008年ノーベル物理学賞受賞)益川敏英」

しかし、ノーベル物理学賞受賞者たちは、福島の現場ではまったく役立たないのか?
掲示板などでも、日本にはノーベル賞の物理学賞をもらっているというのに!
と、悲惨な叫び声のような書き込みを読んだのですが……。

益川敏英も当然、原発推進派ですね。【goo wikipedia】でも書かれてありますネ。下「」引用。

「2011年10月5日名古屋市内で行われたラジオの公開収録で「だましだまし使うより仕方ない。安全に使うため、実験炉を建設し研究活動は続けなければならない」「自動車は危険だが、非常に便利だからデメリットを覚悟して乗る。安全性とはメリット、デメリットの取引。原発もどれだけのメリットがあるか考え、使うべきかどうかが決まる。」「三百年後には化石燃料はなくなる。風力発電は騒音が大きく、風が吹かない時のために同じ発電量の代替設備が必要」「われわれの環境に、それほどの選択肢はない」「原発をしばらく凍結するのはいい。しかし化石燃料がなくなることを考えたら、エネルギー問題はそれほど単純ではない。原発を安全に使う準備のために研究活動は当面続けなければならない。『もうやめた』と言うことはできない」と話した。(2011年10月6日の中日新聞(朝刊)の記事)」

--湯川秀樹であっても、原発の素人といわれていたことも忘れないでくださいね。

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原発が物理学的エネルギーであったとしても、その反応をつくりだすのは、化学……。

「ものを作るときに利用」
1. 半導体
2. 厚さを測る

脱原発の市民学者・高木仁三郎は、もっと多く、そして詳しく書いていますよ。

もちろん、脱原発は変わりませんがね……。

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