磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

原発大国の真実-福島、フランス、ヨーロッパ、ポスト原発社会に向けて-

2012年07月10日 | 読書日記など
『原発大国の真実-福島、フランス、ヨーロッパ、ポスト原発社会に向けて-』
   コリーヌ・ルパージュ(著)/
     大林薫(訳)/長崎出版2012年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「元フランス環境大臣が明かす、フランス原子力政策の暗闇
今日全世界が日本の動向に注目しています。日本が理想的なエネルギー社会へと生まれ変わり、世界の模範となるようなヒントが見つかりますよう、微力ながらも本書が日本のみなさんのお役に立てるよう願っています。」



フランスの内実は危険を軽視し真実を隠蔽。
……ボクは原発をもつ国のすべてが、そうだと思います。そうでないと運営できないと思います。

真実が伝えられていない。下「」引用。

「今回フランスの国民の六十九パーセント以上が政府の情報を信用せず、“福島の原発事故の影響について真実が伝えられている”とは思わないとの調査結果が出ていますが、驚くにあたらないでしょう。この状況を真摯に受け止めなければなりません。」

東京電力はフランスの反面教師。下「」引用。

「ところが福島の原発事故では数々の嘘、それも特に東京電力が嘘をついていたことが明るみに出ました。自分たちに都合の悪い事実は隠ぺいし、リスクを過小評価していたことも発覚しました。さまざまな事実が露呈した福島の事故から学ぶべきことは多く、反省しなければなりません。つまり福島の事故はフランスの反面教師となっているのです。」

index

「悪魔のような新型原子炉」 下「」引用。

「それはあるときまではフランスの科学技術の粋を集めた原子炉と言われていました。テクノロジーの追及にこだわったばかりに、フランスは財政・産業・経済すべての面で辛酸をなめることになりました。その原子炉の名は、欧州加圧水型炉(EPR)といいます。欧州加圧水型炉はフランス電力(EDP)とアレバを、そしていまからすでに納税者たちすべてを恐ろしい悪夢の世界に引きずり込もうとしていまする」

【大きな秘密】二大企業の尻拭いはするのは誰? 下「」引用。

「フランス電力(EDF)とアレバ、二大企業が経営難に陥っています。その責任を取らされるのは誰でしょう? 答えは明白です。まずは利用者、そして納税者です。しかしそれはすべて仕組まれていたことで、尻拭いをさせられている当人たちは気づかないようになっているのです。
 原子力発電は採算性に優れ、競争力がある、つまり優秀なビジネスだと私たち国民は耳にタコができるほど聞かされています。ところが表沙汰にされていない大きな大きな秘密がまだ残っています。すなわち業界の中心にいる二大企業グループが抱えている莫大な負債です。アレバもフランス電力も政府系企業です。ところが国にはもうお金がありません。そこでいわゆる株式公開をして民間から資金を調達しているのです。」

やはり、日本と同様のシステムでしょうね……。

輸出激減。下「」引用。

「その上フランスの原子力ビジネスは輸出産業でもあります。もちろんそれ自体は悪いことではありません。ただし、残念ながら電力の輸出量はここ数年激減しています。ほかにも問題があります。-略-」











index

index

index

index

目 次



エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。