磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

生き残る道 ヨーロッパ反核の道

2008年05月01日 | 読書日記など
『生き残る道 ヨーロッパ反核の道』
   「社会新報」ヨーロッパ反核運動取材班・著/
      労働教育センター1982年

日本やアメリカとちがって、ヨーロッパは着実に環境問題なども解決しようと努力されている気がします……。日米ともに、いつものことが大きい国で、これを直さないと社会問題は憎悪するばかりではないでしょうか……。



「公害と原発のあるところに民主主義はない」
--ましてや核兵器のあるところに……。下「」引用。

「トンプソン教授は、西ヨーロッパにおける「反核」と、東ヨーロッパにおける「民主化」を同義語として提起し、それが戦後ヨーロッパの価値体系を転換するキーワードであると強調した。それは、アジア・太平洋地域に生きるわれわれにとっても、歴史的創造の実験の一つという意味で、共通する問題意識であるように思われてならない。
   一九八二年四月十八日
      ミッテラン大統領離日の日に
           温井 寛」

ドイツ人は森の人……。下「」引用。

「ドイツ人を指して“森の人”と呼ぶことがある。かつてゲルマンの森に住んでいたことによるのだろうが、いまも“森の人”だということは、この子鹿と、そのあと会ったフランクフルト空港反対運動家の人びとから強く印象づけられた。」

“動かせない”原発は、原発博物館になっているという。下「」引用。

「いまは原発博物館 オーストリアの首都ウィーンから約七十キロ、車で一時間も行ったドナウ河上流のツウェンテンドルフに“動かない”原子力発電所がある。正しく表現すれば“動かせない”原発である。いまは博物館になっている。だが、政府はいつでも稼働できるために、毎年の予算に何億シリング(一シリング約十五円)もの維持費を計上している。」


■動かせない原発・オーストリア・ツウェンテンドルフ


日本も本当なら、すべて動かせないはずですが……。
--いつものことが強力な国はそういう答えはでないようです……。

プロテスタント系の平和団体……。下「」引用。

「西ドイツのプロテスタント系平和団体「贖罪(しょくざい)のための平和行動」の本部は、このヅォー駅のすぐ横手にあった。古い五階の事務所のドアを開けると、若わかしい活気にあふれていた。どこの運動体でもそうだが、廊下にまでパンフ、ポスター類が積まれている。その中で、私たちは大きな声であいさつしながら若い男女が忙しく廊下と事務室を動き回っている。すさんだ感じのヅォー駅と、すぐ間近のこの事務所のあまりのコントラストに私は驚かされていた。
 この「贖罪のための平和行動」は、昨年十月十日の、三十万人ボン集会を呼びかけた二団体のうちの一つで(これに応えて八百以上の団体が共催)、プロテスタント系平和団体としての影響力は大きい。」

インチキな免罪符を買うよりは、いいだろうとボクも思います……。

「ローマ法王庁 核兵器使用の結果に関する宣言」も掲載されていました。







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