磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

子ども平和図書館3 おかあちゃんごめんね

2009年04月05日 | 読書日記など
『子ども平和図書館3 おかあちゃんごめんね』
   早乙女勝元・作/福田庄助・画/日本図書センター2001年

草の根出版会 1987年刊の再刊。



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「--軍靴の響きとどろきが、ざくざくと地平線の彼方からこだまし、急速に近づいてくるこんにち、この一冊の本が平和の火となって、戦争を知らぬ世代の心の中にあかあかと燃えてくれたなら……と願わずにはいられません。平和のために、私たちに出来ることといったら、なによりも先に平和について学ぶことではないでしょうか。次いで平和について語ること、平和のために歩くこと、平和の仲間を増やすこと。……-略-」

--与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」がかかれてある。
しかし、与謝野鉄幹は戦争をすすめたという……。
晶子も反対したいわけでなはい……。
--そう書く人たちもいる……。
感情で流すだけでは、平和などはこない。
他の大きな感情のうねりがきたら、流されることだろう……。
--ドイツは歴史主義、日本は体験主義……。
与謝野晶子は歴史主義でみると、平和主義とはいえないのかもしれない。
戦争がないほうがいいとは思っただろうが……。

B29が大編隊といいますが……。こんな表現で書かれてあります。下「」引用。

「すいこまれるような青い空に、まっしろな飛行機雲ができて、キラキラきらめきながら飛んでいくB29は、骨まですきとおった白魚のよう。……
 でも、白魚のおかげで、いくつかの町が焼野原になり、サイレンに明け、サイレンに暮れる夏がやってきたのです。-略-」

「あとがき」より。
『私たちと戦争4』(あゆみ出版)に収録されている「お母ちゃん、ごめんね」浜野絹子・著を著者は読む。
それは、大阪・堺の空襲体験だという。当時6歳の記録であるという……。
そこから、この絵本は生れたという……。








index

もくじ

もくじ







エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。