磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

おわりに

2006年02月25日 | 【小説】 レインボー...
XII.魔法かもしれない?


おわりに





 カールはときたま青虫になることが気にいった。
 雨がふったあとの野原で、葉っぱを食べるのがとても素敵なことに思えた。

「おっ、虹が出ている」

 虹を見て人は幸福を思い浮かべる。
 虹を超えていくことで、どこに幸せがあると思っている。
 虹の架け橋はそんな夢をみせてくれる。

 しかし、
 虹は空から見れば、虹の輪になっている。
 その輪のなかに生き物がいきている。
 そのなかに人間も生きている。

 今すんでいるところで、
 紫色の世界で生きている人たち、
 紺色の世界で、青色の世界で、……。
 いろんな環境で人は生きている。

 悲しみも大切な心、
 もし、あなたの愛する人が悲しんでいるとき、
 悲しみを知らなかったとしたら、どうやって、
 あなたは愛する人を励ますことができるだろうか……。





閑話休題

お話の小見出しのところに、
AとかBとかあったのをお気付きに
なられたでしょうか?

これは場面をあらわしています。
この話の構成はバームクーヘン型
という人もいるものです。

お話自体も鳥瞰図的にみれば、
そういう形になっていたのです。

見る場所によって、
それぞれ感じがかわるものですね。

富士山のこぶの話は有名ですが、
お互いの立場を理解できるように
努めたいものですね。

明日からはイースターのお話(中編)を、
20回します。





↓1日1回クリックお願いいたします。

ありがとうございます。





[レインボー・ループ]もくじ




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。