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原爆児童文学集18 ロスアラモスの小さな石

2006年04月27日 | 読書日記など
『原爆児童文学集18 ロスアラモスの小さな石』
    長谷川潮・作/高田三郎・絵/汐文社1985年

あとがきにこう書かれてあります。

「この物語に書かれている、原子物理学の展開過程や、アメリカにおける原子爆弾の製造とその使用についてのことがらは、すべて事実です。したがって、物語に登場する人の大部分は、実在の人物です。」



歴史どおりの展開がされてゆきます。
アインシュタインはドイツで迫害され、
ついにはアメリカへ。

その後に彼の教え子や、
著名な物理学者がアメリカへ。

1969年シラードやウィグナーは、
ベルギーが植民地のコンゴのウラン鉱石採掘していると
話をきいてあわてる。
もしかしたら、ナチス・ドイツが原爆開発
しているのではないかと思ったのです。

H.G.ウェルズというSF小説家は、1914年に
原爆が使用される小説『解放された世界』を出版。
シラードは1930年ごろドイツで読む。
当時はそんなものができるわけがないと思っていたという。

有名な大統領への手紙をシラードは下書きする。
長い方を選んで、アインシュタインは署名した。

物理学者たちはロスアラモスに集められたという。

この本には書かれていなかったと思うが、
アインシュタインはそのメンバーにはいなかった。

ハリーダグリアンという人物が事故をおこして、
死亡したという。


戦後、1952年夏、改造社の総合雑誌『改造』は、
アインシュタインに質問状を送った。

『改造』誌の原子爆弾特集号(11月刊行)に、
アインシュタインは「日本人への私の弁明」という文章を送った。

アインシュタインは1955年4月18日、
心臓病で76歳で死亡するが、死のときも、
大統領への手紙を生涯の重大なあやまちと、
意識していたという。

ちょっと大人でも、理解するのが困難でした。(-_-;)



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