磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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上杉鷹山 人物叢書 新装版

2010年01月06日 | 読書日記など
『上杉鷹山 人物叢書 新装版』
   横山昭男・著/吉川弘文館1968年、1987年新装1刷

古今東西……。
だめな国は似ていますね……。
--もちろん、今の日本も鷹山が出てくる前とそっくりですね。
そして、現政権も上杉鷹山と異なり、改革に……。



裏表紙に書かれてあります。下「」引用。

「財政改革・産業開発・倹約奨励・文教刷新等、藩政改革にすぐれた業績をあげた米沢藩主上杉鷹山は、江戸時代における名君の一人としてその名を謳われる模範的封建領主である。本書は、戦後目ざましい発展をとげた藩政史研究の成果をふまえ、多年にわたる基礎史料の精査をもとに、この典型的名君の人と生涯に新たな照明をあてた斬新な伝記。」

改革グループ……。下「」引用。

「このような改革政治は、森政治の否定から始まったが、その改革の中心となって活躍したものはどのような人々であろうか。森暗殺の中心人物で、当時江戸家老の地位にあった竹俣当綱はまずその中核であるが、それにの莅戸(のぞき)善政・倉崎恭右衛門・佐藤文四郎・志賀八右衛門など、藩主鷹山(憲治)の小姓身分の人々である。かれらは以前から竹俣とともに、儒者であり、藩主の侍医である藁科貞祐の菁莪社グループとして成長した。明和四年(一七六七)十二月、貞祐が鷹山の侍医に転ずるとともに、改革派の結束は一層強固になったようである。」

「農村の復興」

農民の生活に暗い地方役人。下「」引用。

「竹俣当綱はその著『国政談』の中で、これまでの地方役人は、代官をはじめ城下に安住して農民の生活に暗く、その取扱いが充分に行き届かない状態にあるとし、そのために新設の郷村出役を設けたという。彼らは、郷中に土着して目(ま)の当り仕事を見聞きし、民情を察して農民の貧窮を防ぎ、また無理非法の給人・地官に対しては、百姓の味方となる役目を果すものだといっている。」

上杉鷹山からは、いろいろ学べるし、実践的でもあろう……。

金をばらまくだけの金満システムではない。

トップダウンをするにしても、率先して模範を示していた鷹山。

合法的脱税や腐敗政治の模範を示していたら、国は荒れるだろう……。

しかし、それ以前がもっとひどかったら……。







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