磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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わたしがちいさかったときに

2006年06月17日 | 読書日記など
『わたしがちいさかったときに』
     長田新・編(〈原爆の子〉他より)/
       岩崎ちひろ・画/童心社s42年、s49年23版

ちょっと離れていますが、ちひろ美術館
若いころ、自転車でいって楽しんでいました。
現代の画家とちがって、原画が美しいです。
ぜひ、一度行かれてみてくださいませ。



原爆投下の危険を知らせる学者を逮捕
していたと書かれていました。下「」引用。

「かつて、日本は、戦争のためといって言論を圧迫し、原爆投下の見通しをのべられた原子物理学の権威武谷教授などを、獄につなぐような愚かなことをしているのです。そして国民は、それに抗議することも知らなかったのです。科学の進歩がなぜ戦争に利用されなくてはならないのか。「原爆の子」にのべられている、戦争を憎む真実の声を、「原爆の子」を書架において、朝夕、平和への祈りとともにひらきつづけたいとおもいます。」

この本について書かれてあります。同。

「本書所載の作文は岩波書店版長田新編「原爆の子」から、詩は青木書店版「原子雲の下より」からいただきました。なお本書所載「原爆の子」の印税は、長田家の申し出により日本子どもを守る会に寄贈されます。」

みな殺し戦争はよくないと書かれてありました。同。

「「原爆の子」への責任
       武谷三男(立教大学教授・原子物理学者)
-略-
 戦争のこのような新しい様相、それは「みな殺し戦争」です。これは、相手の国の人民を一人でも多く殺すという戦争のやり方で、戦争の兵器の発達によって、さらに本格的に遂行することができるようになりました。その頂点をなすのが核兵器即ち原水爆です。
 したがって「みな殺し戦争」は核兵器たけでなく、先にのべたようにナパーム弾による火焔攻撃、毒ガス、細菌兵器、さらに通常兵器によって行われるものです。したがって核兵器だけが特別なもの、核兵器さえ使わねばよいというものではありません。」

兵隊の命はどうでもいいというのも、
おかしなものだと思います。

政治家は外交や施策によって、
平和を維持し、戦争にならないように
お願いしたいものです。

岩崎ちひろの人格を問題にする方もいます。
しかし、彼女がなそうとしたことには、
間違いはないと思います。

人間は、
「なにをなしたかではなく、
なにをなそうとしたかだ」
という観点から見れば、
やはり素晴らしい方ですね。

よいことをしたいものですね。






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