磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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核兵器全面禁止と原水禁運動

2008年08月21日 | 読書日記など
『核兵器全面禁止と原水禁運動』
   日本共産党中央委員会出版局・編/
     日本共産党中央委員会出版局1973年

いつもの日本共産党らしい本です。




クラウゼヴィッツ人ということは気にもならないのでしょうか?

日本共産党は……。下「」引用。

「日本共産党は、中国、フランスの核実験に賛成しないが、米ソがあれだけ膨大な核兵器を保有しており、保有を続けるという姿勢をとり続ける限り、中、仏だけが開発をやめるということにはなかなかならない。」

この論理からいけば、北朝鮮の核保有も、認めるわけでしょうか?
日本の核保有論もこれでは認めているのも同然では?
--二重スタンダードという言葉がありますね……。

アメリカが最初で悪い! 下「」引用。

「そのかなで社会主義国の核実験にたいする態度の問題について若干説明したい。アメリカが最初に核兵器を開発し、その後ソ連が開発した。その途上でソ連が、核兵器全廃の提案をした時期もあったが、アメリカは受け入れなかった。そして、現状のような核競争が続いている。」

水爆はソ連が初という人もいる……。
--ソ連が悪い!
それはそうだろうと思います……。
--それよりも、核廃絶に話しを向けて欲しいものですね。


ベトナムの人民のことも忘れている……。下「」引用。

「現にベトナムはアメリカの侵略にたいして堂々とたたかって、一般の対外政策でも社会主義国としてのりっぱな態度を貫いてきた。(「赤旗」一九七三年七月六日)」

戦争をすることが立派とは……。

そして、日本共産党は正しく、相手が悪いと書き続けている……。

ブラケットの意見は書く。下「」引用。

「有名なイギリスの物理学者ブラケット教授(一九四八年ノーベル物理学賞受賞)は、つぎのようにのべているが、これが、まったく正しかったことは、その後の歴史の経過からみてもあきらかである。
「原子爆弾の投下は、第二次世界大戦の最後の軍事行動であったというよりも、むしろ目下進行しつつあるロシアとの冷たい外交戦争の最初の大作戦のひとつであった」(『恐怖、戦争、爆弾』二一一ページ)」

しかし、ソ連がポーランドやドイツでなしたことは書かない。
--都合の悪いことは書かない……。

クラウゼヴィッツ人とは、こういう人たちのことだろうと思いました……。






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