磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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岩波新書267 核廃絶は可能か

2007年10月31日 | 読書日記など
『岩波新書267 核廃絶は可能か』
   飯島宗一、豊田利幸、牧二郎(編著)/
      岩波書店1984年、1986年2刷

湯川秀樹の後継者と名乗る人たちですが、湯川のころより一つでも進んだことがあるのでしょうか?




表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「誰もが願うはずの核兵器廃絶がなぜ実現しないのか、どのようにして実現させうるのか--。湯川秀樹氏らの意志を継ぐ自然科学者たちが、核抑止論の誤まり、非核三原則の意義、軍事研究の実態などをわかりやすく語り、真に平和な時代への展望を拓こうとする「ラッセル・アインシュタイン宣言」「湯川・朝永宣言」などの重要資料も収録。」

ここにすでに、もう虚偽が入っている。
『誰もが願うはずの核兵器廃絶』
--そんなことはないでしょう……。
ブッシュ大統領はどうでしょうか?
また、プーチン、金正日は……。

--それらの国家の指導者たちに。
科学者は核抑止論の誤まり、それを伝えられたのでしょうか?

--教条主義者よ、まず汝から行え!
原子力についても、どうなのでしょうか?
高木仁三郎がいうように、不経済であり、危険でもあるものを導入する目的はたった一つ。
核に関する研究を堂々とできるという名目のみという……。
そして、キックバックですね……。

何をひきつがれたのかは知りませんが、そう名乗られています。下「」引用。

「湯川秀樹、朝永振一郎、坂田昌一の三先生の周辺にあって、三先生が深い関心と強い情熱をもって進めてこられたバグウォッシュ会議(一九五七年発足)および科学者京都会議(一九六二年発足)のお手伝いをしてきたもののうちの何人かが、三先生の意志を次の世代に伝え、それをさらに発展させることを願って編んだものである。」

執筆者一覧
1,2,10  豊田利幸(明治学院大学教授)
    3 山田英二(金沢大学教授)
   4,7 小川修三(名古屋大学教授)
    5 牧二郎(京都大学教授)
    6 田中正(京都大学教授)
    8 高木修二(大阪大学教授)
    9 飯島宗一(名古屋大学長)

1963年、第二回科学者京都会議は広島県竹原市で開催。
原子力潜水艦を柱とする超大国の核戦略体制が日本を再び核戦場にまきこむ恐れがあると警告。

「核抑止を超えて」--湯川・朝永宣言

高木仁三郎の方がこの方たちより、はるかに大きな仕事をされたと思います。

もくじ

高木さんは、豊かな生活をされていなかったようにもボクには思えます……。


名誉も地位も、力も資金も知力もある方でしたら……、

具体的に一つでもいいから進めて頂きたいものです。


でも、平和は家元制度によって、つくられるとは思えません。

構造的暴力をなくしていくことが、積極的平和への道ですね!

この点を考えても、庶民の努力が大切ではないかとボクは思います。

庶民の場合、目に見えることはできにくいものですが、

選挙の時などには、よく考えてもらいたいです……。








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