磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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語り残す戦争体験-私たちの遺書-

2008年07月07日 | 読書日記など
『語り残す戦争体験-私たちの遺書-』
   日野原重明・監修/二〇〇二年「新老人の会」・編/
     講談社2002年

医療の分野で有名な日野原重明さんですね。




「はじめに」日野原重明(ひのはらしげあき)・著。下「」引用。

「-略-日本では、六十五歳以上を「高齢者」、七十五歳以上を「後期高齢者」などと定義してきました。私はこれまでの概念に反旗(はんき)を掲(かか)げ、七十五歳以上を「新老人」とすることを提案したのです。
 私たちのまわりを見渡すと、元気な新老人は大勢おられます。その方々はいまでも現役(げんえき)として活動しておられたり、あるいは現役を引退されたとしてもまだまだ大きなパワーを発揮して、ボランティアとして社会貢献をされています。私はこのような新老人の方々に、ぜひ「しんろうじん運動」に参加されて、もう一度社会に貢献していただくことを訴えてきました。」

このころには、「後期高齢者」などという言葉があったんですね。

「新老人」より、「超老人」の方があっているような……。

『超人バロム1』を見た世代だから、ボクはそんなことを思いました……。

■超人バロム1 OP ■



--原爆については。
「戦況情報を傍受、そして敗戦」服部功(はっとりいさお)・著がありしまた。下「」引用。

「日本側では極秘としていた連合軍側のポツダム宣言も、我々はいち早くキャッチしていた。終戦の年の八月六日に広島に原子爆弾が投下された時には、日本側からの情報では「極めて強力な新型爆弾が投下され広島全市が大きな被害を受けた」と報じるだけで、それから後もしばらくの間は、原子爆弾という言葉は使われてはいなかった。私は連合軍側の情報を傍受していたので、早速“atomic bomb”を「原子爆弾」と訳して司令部に報告した。またアメリカ本国のラジオに受信機の波長を合わせると、パネル・ディスカッションが行なわれており、太陽の中の核融合(かくゆうごう)などからいろいろ原子爆弾の解説が行なわれていた。」

アメリカは被害者のことなどを伝えたがらない……。
--それは、自国の被害者も伝えていませんね。
都合のいいことしか伝えない。
それが、原子力帝国のマスコミですね。

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「ダイナマイトまで食べたシベリア抑留の飢餓地獄」阿波根朝宏(あわねあさひろ)(一九一一年生れ)」・著。
--タイトルだけでもすごいですね。

「広島原爆投下三日目」井上京子・著。
--原爆に被爆することなかったようである……。しかし……。下「」引用。

「九日朝、貨車に積まれて備後庄原の駅についた人々は担架で、または歩いてぞろぞろと運ばれてくる。出迎えた私たち十六、七歳の乙女たち?はよくぞ卒倒しなかったと今も思うほどの異様な光景だった。将校さんや看護婦さんと、途中から日赤病院へ収容されたあとの殆(ほとん)ど裸の兵隊さんのみを私たち迎えたのだった。」

以前紹介しました本の著者も書かれています。
「世の終わり、長崎原爆の瞬間」川野正七・著。下「」引用。

「五年前に中国の李首相は「二十年経ったら日本という国はこの地上から消えている」と豪語した。核兵器を持たない日本に自衛力はなく、米軍もいずれ日本から引き揚げると見ているのであろう。-略-中国の核爆弾が日本に打ち込まれ、日本に世の終わりがもたらされるおそれは現実のものとなるのではあるまいか。」

原爆と聖書

雲と光-或る脳神経外科医の軌跡

中国を敵にする日本人もいますね。
--実際、平和勢力などということは100%できない国ですね。
中国もまた原子力帝国ですね。
--ウソをつかないと存在できない原子力のシステム……。
しかし、日本も似たようなものです……。
--日本のなかの、ご都合主義者のいうことも信用されない方がいいかと思います。
彼らもまた平和勢力ではないし、日本を焦土にかえた人たちの末裔だったりする……。

「原発と公害のあるところに民主主義はない!」
--このことは事実でしょうね……。











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