磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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日本の原爆文学6 堀田善衛

2006年05月20日 | 読書日記など
『日本の原爆文学6 堀田善衛』
   ほるぷ出版1983年

この『審判』という長編小説は、
はじめて原爆パイロットを主人公にしたものです。



かなり観念的なような気がします。

ルーテル希望教会の従軍牧師(広島、原爆)の記事。下「」引用。

「その決定的出撃に際して、ミネアポリスのルーテル希望教会の従軍牧師ウイリアム・ドゥネア大尉の祝福をうけたものだったが、そのことばのところどころを彼はいま覚えている。
主よ。主を愛する者の祈りを聞き給え。-略-イエス・キリストの名において、エイメン」

若いとき、この本を読んで驚きました。
神に仕える牧師が殺人にたいして祝福しているのだ! と。

こんな表現にも驚きました。

「わざわざ中国人に変装して拳銃をもって、まず追剥をやってから、おもむろにとりかかったな。」

日本兵が強姦したことを書いていました。

戦争とうものはいいものではないだろうということは、
若い時にも理解できました。


審判






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