磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

週刊金曜日 2011-11-4

2011年12月10日 | 読書日記など
『週刊金曜日 2011-11-4』
   平井康嗣・編/金曜日2011年

特集名 破壊から、希望を



「福島から全国へ、そして世界へ 脱原発の声を、女たちが座り込み」 下「」引用。

「「まずとにかくきちんと謝ってほしいんです」。原発いらない福島の女たち世話人の一人、人見やよいさんは開口一番こう話した。
 一○月二七日から二九日まで、経済産業省前で「原発いらない福島の女たち」による座り込みが行なわれた。参加受付名簿記入分だけで二七日は、福島県内七○人、県外七三五人。二八日は県内六五人、県外五四一人。二九日は県内七一人、県外八一八人もの人々が押しかけた。
「東電も謝るのは決定権のない現場の担当者だけ。申し訳ありませんとばかり繰り返されても問題は解決しません」前述の人見さんは語気を強める。「原発にはそもそも敵なんかいませんよ。濃度の差こそあれ、みんな等しく放射能をかぶるんです」。それが「もう黙ってらんにー」と立ち上がった大きな理由だ。-略-」

↑ 世界へ。下「」引用。

「福島の女たちの動きは全国に、そして世界に飛び火した。大阪、広島、富山、和歌山、北海道、ロサンゼルス、ニューヨーク。各地で脱原発の座り込みが行なわれた。そして、全国の女たちが福島の後を引き継いで産経省前の座り込みを続けた。穏やかな連帯が広がりを見せる、その新しい動きは女性のしなやかさから発信されている。」

「福島の人たちとつながってください」武藤類子(ハイロアクション福島)。下「」引用。

「養護学校教員などを経て、八年前に開いた喫茶店「燦(きらら)」は、木の肌触りが温かい店で自宅兼用。電気の約半分は、ソーラーでまかなっている。
 しかし、武藤さんは、戻った直後に閉店を決心した。店の周りで採れるドングリや野草でつくる「どんぐりカレー」はお客さんに好評だったが、放射能汚染で「安全性に責任をもつことができなくなった」からだ。-略-昨年一一月に結成されたハイロアクション福島原発40年実行委員会にも参加。3.11がなかったら、1号機の運転開始後四○年にあたる三月二六日から、一年をかけて廃炉に向けたアクションイベントを開始するはずだった。それだけに、事故が起きてしまったことが本当に口惜しい。-略-」

もくじ

「子どもを守るための愛ある使用は自由 あかいつぶつぶの絵で思いを伝える」柚木ミサト(イラストレーター)。 下「」引用。

「本誌六月一七日号の表紙を飾った。あかいつぶつぶの絵。この絵が生れた経緯をお話ししよう。-略-
 その後、坂内さんは「放射性物質は目には見えないけれど、もし赤い色が付いてくれたら郡山が真っ赤になっているのだろう」とつぶやく。そのインパクトを糧に哲也で描いたのが「小鳥と少女」の絵だ。
 しかし、赤い放射能があまりにダイレクトに伝わってくる恐怖に「涙が出てきた」と柚木さん。「だから、しばらく寝かせておきました」。
 それでも思い切ってツィッターで発表すると、自分の迷いとは裏腹に「もっと公開したほうがいい」という声がたくさん上がり、その後の連作が生み出されることになった。
 これらの絵は作品の明解さや愛らしさに加え、「子どもを守るための愛ある使用は自由」というスタンスから幅広く受け入れられた。-略-」

「行動する俳優」山本太郎。
--この雑誌から離れるが……。
かつての作家たちは、今の作家たちよりも、社会に対する影響力がありました。
そのころ、チェルノブイリ事故が起きました。
大勢の有名作家、人気作家が反原発につながりましたが、つぶされました。
そして、そのころから、まともに反原発をしているのは、大江健三郎が代表する少数の人たちだけです。そんな過去もかつてあったのですが、山本太郎は知らないようです。
--ヒロシマを考えれば、一番の中心になった人たちは、被害者自身であり、イデオロギー信仰していない人たちが一番信用できるだろう……。作家で運動に役立った人は、これも大江健三郎を代表する少数者であり、多くはただのガス抜き作品を書いたにすぎないだろう。ガス抜きも大切とは思うけれど……。
--政治家はあくどい、もう原発推進のために一歩すすめた。

【東京新聞】原子力4協定を承認 原発輸出促進に批判も 2011年12月9日 夕刊

「反骨の写真家・福島菊次郎、フクシマを撮る」山本宗補(写真・文)。下「」引用。

「被爆者をモルモット扱いしたABCCに潜入・取材し、自衛隊と兵器産業の実態を暴いた報道写真家・福島菊次郎が9月、福島県を訪れた。いまだ収束しない原発震災の現場で、福島氏は何をみて、何を感じたか。同行したフォトジャーナリストが記録する。-略-
「原爆と原発は同義語である」と、早くから断じていた報道写真家がいる。福島菊次郎さん(九○歳)だ。
 その菊次郎さんが、主催者発表六万人という、近年稀に見る大規模な集会となった「9・19さよなら原発」集会のステージ脇でカメラを構えていた。-略-」

福島県に入り写真をとる福島菊次郎

index

「お金の流れを変えて社会を変える」下「」引用。

「東京電力福島第一原発の事故後、「原発に頼らない安心できる社会へ」「というメッセージを発した城南信用金庫の吉原理事長。その後、「節電プレミアム預金」など節電を応援する新商品を打ち出すなど、「脱原発社会」に向けた取り組みを実践している。原発建設メーカーに投資するのか、自然エネルギー推進企業に投資するのかで社会の流れが変わると、金融機関が果たす役割の重要性を指摘してきた目加田氏。金融機関と社会との関わりや市民の果たす役割などについて両者が語りあった。-略-」

index

「広がるか「永久停止」求める声 浜岡原発廃止への包囲網」星徹。下「」引用。

「中部電力は浜岡原発の改修工事を進め再稼働を目指すが、牧之原市議会が浜岡原発「永久停止」を決議。市長も賛同するなど、近隣自治体から「ノー」の声が広がりつつある。実態は? 現地取材をした。」

index







index

INDEX

INDEX



エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。