磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

週刊文春 2011年10月13日号

2011年11月17日 | 読書日記など
『週刊文春 2011年10月13日号』
   島田真・編/文芸春秋2011年

特集名 東京電力救済大増税「極秘プラン」をスッパ抜く 「復興増税」どころじゃない! ガソリン税10年で20兆円



【口絵】「飯舘村の叫び。プルトニウムも検出された「見捨てられた村」で今も暮らす人々」下「」引用。

「農業にの誇りを持つ「百姓」の固い決意 庄司良明80 奥さん77
 俺か、どん百姓だ。百姓が一番だ。今は仕事をしていない。だって米つくれないんだもの。セシウムという東京電力のばい菌くるんだもの。飯舘でできたもの全部ダメなんだ。米だけではないんだ。牛も野菜もみんな売れないんだ。でも家で作った大根は食べてるんだ。米は古いのがあるけどおかずは買いに行く。二人だからちっとしか食べないんだ。恨みはいっぱいあるよ。東京電力には。
 朝は早起き。寝てられないんだ。起きてすぐにトラックに乗り川俣の新聞販売店に新聞取りに行くのが日課だ。だって六月いっぱいで新聞屋が来なくなっちゃった。郵便もこないんだ。農協も避難しただ。地震の後「避難しろ」というので荷物をまとめて玄関先まで出たんだが「大丈夫だ」と思い避難しなかっただ。ナップサック二つ背負ったが馬鹿くさくなり戻った。だから地震の後からずっとここだ。
 おら避難しねぇ。」

「東京電力救済大増税「極秘プラン」を 「復興増税」どころじゃない! ガソリン税10年で20兆円 スッパ抜く」 下「」引用。

「総額十一・二兆円の復興増税が発表されたばかりだが、財務省いいなりの野田政権はさらなる増税を計画していた。ガソリン税はリッター五十円アップして東電救済に充てるというのだ。一方で、首相と国会議員の給与は満額支給が復活。国民をどこまで愚弄するのか。-略-」

index

「福島第一原発「絶望の現場」で働いた美!」鈴木智彦(フリーライター)。下「」引用。

「初めて明らかになる驚愕の事実
▼身分を隠し東芝の下請け作業員に
▼日当1万5千円、毎日誰かがブッ倒れる!
▼東電が知らない「作業員の被曝量」
▼「フクシマ50」地元暴力団幹部がいた
▼茶髪ネックレス東電社員が「放射能教育」」
「「原発に潜入」と称するレポートは数あれど、実際に作業員として就職したのは筆者だけだ。日々被曝する現場では職員が熱中症で次々と倒れる。一カ月以上、「潜入作業員」として汚水処理装置「サリー」の敷設に携わった筆者だから書ける真実とは。短期集中連載第一回。」

index

暴力団よりひどい職安。下「」引用。

「暴力団ルートから三つ選んで、書類を送った。が、いつまでも声がかからない。何度電話をしても「焦るな。待機しててくれ」。
 焦った私は職安、縁故、友人、考えられるすべてのツテを頼った。最終的に見つけたのは、炉心周りを得意とする業者で、日当は一万五千円である。暴力団筋が提示した日当は五万円あたりが相場で、中には二十万円というべらぼうな金額もあったので、あまりの安さに戸惑った。命の危険を冒すのに、その程度の賃金では、とても働けない。」

index

柳田邦男「原発を縮小する中で、生きていく方法は必ず見つかると思っている」

↓ 柳田邦男が推薦した本。

原子力安全の論理

index

「山から放射能が降ってくる福島市「最悪の被曝地帯」 除染でセシウムは消えない」青沼陽一郎(ジャーナリスト)。下「」引用。

「民家の庭先の土壌から一キログラムあたり三万八千ベクレル、街中を流れる水路の土壌からは、三十万七千ベクレルの放射性セシウムが検出された。
 福島市渡利地区、福島県庁の東を流れる阿武隈川の対岸、東側から迫り来る丘陵に囲まれた地域だ。-略-」

春先にさらに……。下「」引用。

「「雪が降ったらどうなるのか。山林に積もった雪が、春になって雪解け水といっしょに流れ出したら……」
 除染は万能ではない。除染の根本的な方法についても問われるべきなのだ。」

index










index

INDEX

INDEX



エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。