磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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信じてはいけない! KAWADE夢文庫 K722

2011年07月02日 | 読書日記など
『信じてはいけない! KAWADE夢文庫 K722』
   平成暮らしの研究会・編/河出書房新社2006年

いろいなことが、間違っていると、常識のウソを追求している……。
気軽に、読み物としても、おもしろいかも?



性別記号♂♀は惑星記号として使われたのが最初だという。下「」引用。

「-略-さて、話を♂と♀マークに戻すと、♂はマルスが持っていた盾と槍、♀はヴィーナスがもっていた手鏡を“図案化”したものである。
 ただし、最初から♂が男性、♀マークが女性を意味していたわけではない。一五世紀のヨーロッパでは占星術が流行していたが、このとき♂は火星を、♀は金星を意味する惑星記号として使われたのが、最初である。
 これを性別記号として使うようになったのは、一七五三年、スウェーデンの植物学者カール・フォン・リンネだといわれている。つまり、マルスは軍神という男らしい男だから、♂は男性のシンボルマークに、ヴィーナスは美の女神という女のなかの女だから、♀を女性のシンボルマークにしたというわけだ。」

マイ・ウェイ』はシナトラのために作られた曲ではない。下「」引用。

「じつは、『マイ・ウェイ』は、フランスのポップ・シンガー、クロード・フランソワがつくったフレンチ・ポップスなのだ。原題は、「COMMED' HABITUDO(コム・ダビチュード)」で、「いつものように」という意味。一九六七年の曲で、その年のフランスで大ヒットした。
 このフレンチ・ポップスを、ポール・アンカが、大兄貴分であるフランク・シナトラのために英語で歌詞をつけてトリビュート(贈呈)した--というのが、コトの真相である。」

「耳にツバをつけると水が入らない」は大ウソ。下「」引用。

「その昔、素潜りする漁師たちは、やわらかい草を丸めて耳に詰めることで、耳栓がわりしていた。その際、草を丸めやすいようツバをつけていたのだが、この様子を見ていたある人が、草を丸めるというところをすっ飛ばして、ツバをつけた指を耳の穴に入れるというところだけマネしてしまった。以来、この奇妙なやり方が全国に広がっている。-略-」

タバコで肥満! 下「」引用。

「じっさ、厚生労働省は、「一日に四○本以上喫煙する男性」「一日に三○本以上喫煙する女性」に肥満が多いという調査データをだしている(一九八六年)。」

「IQ神話」 下「」引用。

「つまり、IQは、その人の能力のほんの一部でしかなく、それは“IQ神話”が否定されてからの“常識”だったはずなのだ。
 ところが、いつしかその“常識”が人々の話題にのぼらなくなると、またぞろIQ神話がに毒された人々が増えてくる。-略-」

「アフリカには“象の墓場”がある」はホラ話。

インドのアラビア数字。下「」引用。

「では本来「インド数字」と呼ぶべきものが、どうして「アラビア数字」と命名されたことになってしまったのか?
 それは、この数字をアラビアから取り入れたヨーロッパ人が、てっきりアラビアの発明なのだと思って、「Arabic numerals(アラビア数字)」と命名してしまったからだ。」







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