磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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無邪気で危険なエリートたち-技術合理性と国家-

2009年03月16日 | 読書日記など
『無邪気で危険なエリートたち-技術合理性と国家-』
   竹内啓・著/岩波書店1984年

中川昭一という核保有論者が酔っぱらっての会見。
もし、彼が総理となり、核のボタンを握っていたら……。



表紙の裏に書かれてある……。下「」引用。

「現在の反民主主義的な動向を生む社会的基盤は何か--日本の危険な状況を、民主主義の本来的理念に立ち帰って考察した経済学者による現代合理主義批判。」

「はしがき」 下「」引用。

「-略-私が前提にしている政治的価値理念とは、要するに、民主主義、自由、平和、そして人権尊重というある意味では平凡なことにつきる。それには「日本国憲法」の理念であるといってもよい。
 私は、これらの価値理念は基本的には、現在権力に近い人々も、反政府的運動を行っている人々もふくめて、日本国民の大多数の人々に受け容れられていると思う。それは多くの国民の利益に沿うものであり、また平凡であっても、偉大さを失っていない理念であると思う。
 それにもかかわらず、最近これらの理念を根本的に否定するような言論や、その理念に矛盾する現実を作り出そうとする動きがしばしば見られるようになった。それは社会の安定にともなって必然的に生ずる保守化傾向というより、民主主義にとって一層危険な芽をふくんでいるように思う。」

「かくれファシスト」 下「」引用。

「つまり「かくれキリシタン」ならぬ、「かくれファシスト」(「ファシスト」というのは、単に「反民主主義」というだけのり意味で、本来の意味でのファシズムの信奉者という厳密な意味ではない)がいて、表面では「民主主義、自由、平和」に賛成をとなえながら、実はそれと正反対のことを提唱し、日本全体をそれを否定する方向に引っぱって行こうとしているのではないかということである。」

かくれなどしていないし、彼らに圧力などもかかっていないとボクは思う。

それをきちんと、マスコミも学者も伝えていないのではないか?

ごまかしとか、ぺてんファシストという感じがしてならない。

技術エリートとは、理工系だけではないようだ……。下「」引用。

「そして広い意味の「技術エリート」たちの力は、最近ますます強まっている。その典型的な例は財務官僚である。-略-」

しかし、問題となる原子力関係のことは書かれてなかったのではないか?

エッセイを読んだ感じがした……。








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