アカネさんシリーズ001 恋のタイムマシーン 094啓子先生 「この人、啓子さんって、昔、先生だったの」 「そう、高校の先生だったのよ」 「スケベ、スケベ……」 骨と皮だけで曲がって変形した指で小一郎を指さす。 「本当に、小一郎ってスケベなのかな」 「それはしらないけど、啓子先生って、スケベって言葉が好きみたいで、スケベっていっている時、いつも楽しそうよ!」 「わかった。啓子先生こそ、スケベなんだ!」 と、小一郎はいう。 「何ヲイッテイルダイ! スケベ、スケベ」 と、小一郎を指さす。 「会話が成立するなんて、珍しいわね」 「本当!」 「だから、小一郎君って、不思議なのよね」 「あら、この小野さんもよ。加藤のおじいさん、ドリカム! ドリカム! って、いったそうよ!」 「あれこそ、スケベよ!」 と、茜はいう。
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