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ほるぷ150ブックス もっと知りたい日本の現代史-第一次世界大戦から湾岸危機まで-

2009年03月30日 | 読書日記など
『ほるぷ150ブックス もっと知りたい日本の現代史-第一次世界大戦から湾岸危機まで-』
   鈴木亮・著/ほるぷ出版1991年

原爆関連のリストにあった本です。
--日本の現代史なら、掲載されていることでしょうね……。



「(一)この機をのがすな」下「」引用。

「一九一四(大正三)年の夏、ヨーロッパに戦争がはじまった。八月一日にドイツは、ロシアに宣戦し、八月三日にはフランスに宣戦した。イギリスが参戦したのは、八月四日だ。第一次世界大戦である。イギリスは日本と同盟を結んでいた。
 日本の加藤高明(かとうたかあき)外相は、「日本としては、参戦する義務はないが、この機会に、アジアにあるドイツの根拠地をなくし、日本の国際的地位を高めるために参戦せよ」と主張した。
 イギリスとしては、アジアにいるドイツ艦隊を、日本にうちやぶってもらたいかったが、日本の勢力が中国や太平洋に拡大することを警戒した。アメリカもおなじ立場にたっていた。
 中国は、日本の侵略を警戒して、八月六日、「交戦国が中国の領土・領海を占領したり、領土・領海内で戦争することを許さない」と、宣言した。
 しかし、八月二三日、日本はドイツに宣戦した。日本軍は中国の山東半島に上陸し、一一月七日、ドイツの租借地青島(チンタオ)を占領し、膠州湾(こうしゅうわん)と山東省(さんとうしょう)の鉄道全部を支配した。」

反対したマスコミは石橋湛山だけだった……。下「」引用。

「日本の多くの新聞・雑誌は、日本の参戦を主張し、二一か条要求を支持した。ひとり石橋湛山(いしばしたんざん)のひきいる『東洋経済新報』だけが、反対し、批判をくわえた。
「ドイツが青島(チンタオ)をもてば東洋の平和に害があって、日本が青島をもてば東洋の平和に害なしという理由は何か。ドイツが青島をもつだけでなく、日本が南満州をとり、イギリスが威海衛(いかいえい)をもち、フランスが膠州湾(こうしゅうわん)をもつこと、すべて東洋平和に有害である」と。
 ヨーロッパ諸国が戦争をしているあいだに、日本が中国に独占的に勢力をのばしていくのに対抗する勢力はアメリカであった。一九一七(大正六)年四月、そのアメリカも参戦し、アメリカと日本は、一時的に妥協しあった。」

ニコラエフスク事件……。下「」引用。

「連合国は、反革命軍をたすけてロシアの革命政府をつぶそうとして結局失敗した。一九一九(大正八)年末から一九二○年にかけて、日本以外の軍隊は、ロシアから引きあげた。-略-このようなとき、「ニコラエフスク事件」がおこった。-略-日本軍はこの事件を利用して、ニコラエフスク事件解決の保障として北サハリンを占領すると宣言した。-略-アメリカは日本が撤兵しないことを非難し、日本は国際的にも孤立していった。一九二二年一○月二五日、日本軍はシベリアから撤兵した。
 北サハリンの日本軍がひきあげたのは、一九二五年五月一五日である。」

米騒動1918(大正7)年7月22日、富山県魚津町……。
その原因は三井など……。下「」引用。

「八月二日、政府はシベリア出兵を宣言した。政府が軍事用として米を大量に買うことをみこして、鈴木商店や三井物産などの大米穀商は、米の買い占めをはじめた。-略-」

ファシズムに抵抗した人びと……。下「」引用。

「一九二九(昭和四)年、治安維持法の最高刑が死刑に変えられたとき、ひとり公然と議会で反対した労働農民党の代議士山本宣治は、右翼の一員にさし殺された。かれの墓には、かれのさいごのことば「山宣ひとり孤塁(こるい)を守る。だが私は淋しくない、背後には大衆が支持しているから」がきざまれた。」

「●原爆投下とソ連の参戦」
第五福竜丸事件などのことも書かれてありました……。

安保闘争のことも書かれてあった……。

リクルート事件が書かれた後にも満足などしていないかった……。下「」引用。

「国民は、みんな中流とすべてに満足しているわけではなかった。民主主義のない職場、長時間労働、土地高騰、資産格差の拡大、うさぎ小屋住宅、遠距離通勤など不満もおおかった。-略-」

この不満をヒトラーのように利用したのが、小泉冷血政治家だろう……。








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