磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

062暑い夏

2006年05月19日 | Ra.
ラヂオアクティヴィティ[Ra.]
第一部ブロック・バスター

三、灯籠流し

062暑い夏




勉は新聞を読んでいる。
「何と暑い夏だろう。電力量最高を更新かあー」
と紙面を見つめる。

『電気事業連合会は五日、電力十社で四日に使われた電力量が三十憶九千八百八十八万キロワット時となり、昨年八月の三十億九千百九十三万キロワット時を抜いて、過去最高を更新したと発表した。気温が上がり、冷房需要が増えたとみられている』

豊かな生活をするのに、電気はかかせないものである。
それにしても、暑いなあー。
東京はヒートアイランド現象でもっと暑いことだろうと勉は思う。

次の見出しに目を運ぶ勉。
「ゴーン日産社長5年以内に再建ゴーン日産のCCOと会見車種削減・設備縮小も視野」

日産自動車の最高執行責任者(CCO)、カルロス・ゴーン氏が四日、五年以内に日産の再建を果たせなければ、失敗ということだと述べたという。販売台数を上回る生産設備や車種の削減が重要な検討課題になることを認め、十月には再建の道筋を「日産再生計画」として公表する考えだという。

勉はぜひ成功してもらいたいものだと思う。
外国人がそんなことができるわけがないという人もいれば、外国人だからできるという人もいる。
日本は不景気のどん底にある。

勉は、紙面にある他の記事に目をうつす。
「北朝鮮ミサイル」見出しがある。

戦争は終りそうにないなあーと、疲れた気分になる。
「新聞で何か重要なことが書かれてあるのか」
と日本語が読めないマイクが訊いてきた。

「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が再びミサイルを発射した場合にどうするかって、日本政府は対応に苦慮しているらしい」

「まったく、北朝鮮には困ったものだ」
と、マイクは演説口調である。

「「人工衛星」なんかだったら、各国が問題にするわけがない。北朝鮮は食糧危機なのに、衛星を飛ばしている余裕もないだろうに……」

「戦争はないといえるかなあー」
と勉はにがい顔をしている。

「ないとはいえない。だけど、北朝鮮なんて小さな国に恐怖することはない。日本はアメリカの同盟国だ。安心していたまえ」
と、マイクは自信満々で話した。

「戦争なんて、起こりえないなんて、言えないのかもしれない」
「案外、戦争は小さなことから、はじまるかもしれないわね」
と輝代の目が白く輝いた。

「それが歴史かもね」
と季。







閑話休題

1999年、人類破滅の年とそういえば言われていましたね。
ちびまる子ちゃんが、もし本当に起こるなら、
遊びまくろう。でも、嘘ならどうしょうと、
悩んでいたのを思い出します。

しかし、はずれても、
何の責任もとらなくっていいから、
適当なこと、また考えているかもなあー。

はずれても残るのは大金だけですから。

今度は絶対にそんな本は買わないぞ!
立ち読みしょうと……。(-_-;)






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