磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

朝鮮人慰安婦と日本人-元下関労報動員部長の手記-

2010年09月24日 | 読書日記など
『朝鮮人慰安婦と日本人-元下関労報動員部長の手記-』
   吉田清治・著/新人物往来社1979年

朝鮮人狩り、だまして「慰安婦」を集めたことが書かれてありました……。
でも、著者は人権屋にだまさて書いたと後に語ったという……。何が本当やら? 困ったもんです。
しかし、ポーカーゲームじゃあるまいし、一人が嘘なら全てが嘘……。そんなペテン師の手法にだまされては大変なことにもなる。このペテン師の手法を焦点化という。一部を全体のように思わせるのだ……。
このようなペテン師の手法をとる者たちは、どんなに偉い作家といえども、ペテン師でしょうね……。たまに、それも勘違いがあるかもしれないから、これも理性的に考えないといけないが……。



朝鮮人・金永達。下「」引用。

「金永達は私とおなじ大学の一年後輩だったので、私は朝鮮人と意識することもなくつきあってきた。東京生まれで小学校も中学校も東京だった永達は、日系官吏養成所の日本人見習生のだれよりも、日本語のことばづかいがきれいだった。」

金永達と養子縁組みして親子になる著者。

日本人になれば、日本兵にならざるをえない……。

朝鮮人は……。下「」引用。

「日が暮れて釜山に着いた。駅から関釜連絡船の桟橋まで、電燈が明るく日本人が雑踏していた。乗組待合室の下の貨物引込線のところに、白い朝鮮服の長い行列があった。朝鮮人は乗船前に、日本官憲からめんどうな検査を受けねばらなかった。-略-」

永達は、徴兵検査で「乙」。下「」引用。

「検査官が「難聴」と白衣の若い職員に言った。そんなはずはなかった。検査官のなまりのひどいことばに、永達がすぐ答えられなかっただけで、私はうっかり弁解しそうになった。」

永達の死。下「」引用。

「永達はたった二名の戦死物のひとりだった。夜明け前の暗い長白山脈のふもとで日本人になった永達は、朝鮮人の銃弾にたおれた。実父が日本軍によって殺された関東大震災から十五年目の九月一日だった。
 葬儀は次の日の午後五時から自宅でおこない、日本人が三十人ばかり会葬した。遺骨はチチハルの日本人墓地へ葬り、秋になって石碑を建て、俗名で「吉田永達之墓」としるした。」

同胞の受けた被害を、永達さんはこの著者のいい加減さを、どう思っていることやら……。

私の戦争犯罪-朝鮮人強制連行-





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。