磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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国際理解の歩き方 映像と音楽で学ぶ平和・人権・環境

2007年07月15日 | 読書日記など
『国際理解の歩き方
   映像と音楽で学ぶ平和・人権・環境』
        寺島隆吉・著/あすなろ社2000年

平和をテーマに世界各地を歩かれた方の紀行文やエッセイなど……。たくさんのことが書かれてありました。



著者は岐阜大学教育学部教授。

1980年に初めてアメリカへ。
日本国債生活体験協会の高校生引率リーダーとして。
当時の著者は高校教師。
国際生活体験協会(以下EILと呼ぶ)の活動であったという。

ネバダ州にも行かれたそうです。
長崎に投下された原爆の爆破実験場。
映画俳優ジョンウェインがロケで被爆し死亡。
訴訟もされているようです。下「」引用。

「最近、彼の家族が、死因が原爆病だといいうことを知って、アメリカ政府を相手に裁判闘争を起こしている。」

アウシュヴィッツなどに行かれたようです。

マルコムX関係の地へも。
マルコムXは、もともとNation of Islamという宗教団体の一員。
その教え「白人は悪魔だ」と言ってた。
だが、イスラム教のメッカ、エルサレムに行ったら白人もたくさんいたという。

マルコムXはKKK(クー・クラックス・クラン)と裏で取り引き。
Nation of Islamの運動は「アフリカに帰れ」という運動。
マーカス・ガーベイ運動というのがずっと以前にあって、その伝統を受け継ぐ。
マルコムXの父親は牧師で同時に熱心なマーカス・ガーベイ運動の信奉者だったためにKKKに暗殺。

バス・ボイコット運動がどんどん発展して、大きな運動になったという。

ベトナム戦争と日本の関係。下「」引用。

「沖縄米軍基地として存在していなければたぶんベトナム戦争はもっと簡単にケリがついていたと言えます。」

アルバカーキーと「禎子の像」についても書かれてありました。下「」引用。

「ところでアルバカーキーに着いて、街の土産物売場で「平和モニュメント」について尋ねてみても、ほとんど誰も知らないのです。何人かに聞いてみたあと旧市街と観光案内所でようやく老婦人が近くのミュージアムにそんなモニュメントを建てたとの新聞記事を見たことがあると言ってくれました。しかしミュージアムといっても、アルバカーキーには三つもミュージアムが隣接しているので、そのひとつひとつを尋ねてモニュメントについて尋ねて歩くので見つけるのにひどく時間がかりました。」


もくじ


ロックとか映画などを通して戦争や平和について書かれてあったのが、おもしろかったです。








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