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教科書に書かれなかった戦争Part 40 アメリカの教科書に書かれた日本の戦争

2009年02月13日 | 読書日記など
『教科書に書かれなかった戦争Part 40 アメリカの教科書に書かれた日本の戦争』
   越田稜編・著/梨の木舎2006年

やはり『原爆神話』によって、マインド・コントロールしているといっていいかと思います。
それに反する動きもありますね……。日本のように一色に染めようという勢力が強い力をもっているわけではないようです。

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「原爆神話」を教えようとする……。下「」引用。

「合衆国は強力な新兵器をもっていた。それは原子爆弾と呼ばれるものだった。ハリー・S・トルーマンは、当時の合衆国大統領だった。彼は戦争を早急に終わらせたいと望んでいた。日がたつごとに戦争で死ぬアメリカ軍兵士が増えていった。日本は戦闘を止めようとしなかった。トルーマン大統領は日本に幸福をせまるこみとを決定した。彼はアメリカ軍航空機による日本の都市への原爆投下を決断した。」

天皇が和平を求めていたことは書かれていない……。下「」引用。

「しかし、トルーマンは選択の余地がないと感じた。原爆なくしては、戦争終結までにさらに多数の人びとが殺されるかもしれなかった。誇り高い日本人に向かって、抵抗し続けることが無意味だと納得させる唯一の方法は、この画期的な爆弾を日本人に対して使用することだと、トルーマンは信じた。」

アメリカの教科書の「【コラム欄】原子爆弾〔広島の惨状の写真二葉掲載〕」があった。下「」引用。

「「我われは世界中でもっとも忌むべき、かつ恐るべき人間になってはならない」と、ある物理学者がトルーマン大統領にあてた書簡で、そのほとんどが市民である日本人約一五万人を殺戮することになるでろう原爆を使用しないように勧告した。-略-」

日本の教科書と異なることが書かれてある……。下「」引用。
 
「まさに「人種のるつぼ」という表現がふさわしいアメリカの人種・民族の構成である。当然ながらそこには種々の問題がつきまとっていた。」

ブラジルのように、白人と黒人が結婚などの場合は「人種のるつぼ」。
アメリカのように、混ざらないのは「人種のモザイク」……。
--差別社会・アメリカ! やっとハーフの大統領が生れた……。
しかし、ハーフでも黒人扱い……。半分は事実だろうが、正確ではない……。

真珠湾のことも、アメリカの都合のいいように書かれてある。下「」引用。

「ハワイで打ったハラキリ博打(ばくち)は、都合よくそう長くは続かなかった。確かに太平洋艦隊は大きな損害を受け、操舵不能に陥ったが、その卑劣な攻撃は、これまで何ものとも関わりをもつことを避けてきたアメリカ人を目覚めさせ、かつ団結を促した。-略-」

アメリカの自作自演、軽率な山本五十六がパクリ……。
そして、スティムソンの道徳によって、みがきをかけた、アメリカン・ファシズム……。

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汚いジャップ……。下「」引用。

「主要序を体験した別の犠牲者は、自分と家族に起こったことで困惑したことを記憶していた。
「私は『汚いジャップ』とか『危険な的』とかのレッテルを貼られたことの痛みを覚えている。-略-」

「日系アメリカ人の収容」のことも書かれてありました。

ジェームズ・フランクはオッペンハイマーの師だという……。下「」引用。

「原爆の対日実戦使用に同意した暫定委員の一人であったA・コンプトンは、「マンハッタン計画」に参画している科学者たちの種々の疑念を鎮める目的もあって「社会と政治への関連」委員会を設けた。委員長には、A・コンプトンやオッペンハイマーの師にあたるジェームズ・フランクが任命された。フランクは、シカゴ大学冶金研究所(原爆の材料であるプルトニウムの製造に関わる機関の暗号名。所長はA・コンプトン)の化学部門の責任者だった。同研究所に所属していたシラードも他の四人の科学者とともに「社会と政治への関連」委員会のメンバーとなった。」

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サダコのことも……。下「」引用。

「アメリカでは州や市町村によっては、小学校高学年時に副教材としてエレノア・コアの『サダコと千羽鶴』が使用されている。-略-(『サダコと千羽鶴』を使用しての学校教育事情については、前掲書『アメリカの歴史教科書が教える日本の戦争』に詳しい)。」

アルバカーキの子供たちのことも書かれてあった。

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