磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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これでいいのか情報公開 霞が関に風穴は開いたか

2006年03月09日 | 読書日記など
『これでいいのか情報公開 霞が関に風穴は開いたか』
      中島昭夫・著/花伝社2005年

情報公開にはかなり問題ありそうですね。
ということで、手にした本です。




なんと情報公開していなければ、
闇から闇だったようですね。
以下「」内は引用です。

「「国立病院の医療事故一四七件 昨年まで二年、厚労省開示」
-略-資料・分析と裏付け取材によって、これらの事故で「少なくとも十五人が亡くなった」とし、このうち「三件はすでに病院側が発表していたが、残りは今回が初めて明らかになった」と記す。」

僕はある国立病院の医師の講座を若いときに仕事で
きくことになりました。
驚くことが多かったです。
まあ、それを裏付ける話でもありますね。

記者たちも情報公開法をつかって、仕事をされているようです。

なんと、情報公開のみで特ダネになっているそうです。

「特ダネとなる情報が載った文書がいきなり公開されたケースは、意外と多かった。おもな記事を見出しでひろうと--。
「証拠管理、依然ずさん 京都府警への特別鑑札文書」(○一年五月二十七日付朝刊=以下、いずれも朝日新聞。見出しは、断りがないものは東京本社最終版による)
「らい予防法『81年には見直すべきだった』95年検討会文書公開」(○一年六月二日付朝刊」
「長官意見を事前調整 山口・上関原発アセスで旧環境庁」(○一年六月十五日付西部本社朝刊)
「『外周』『研究者』に限定 宮内庁が陵墓見学指針(検証)」(○一年六月二十日付大坂本社朝刊)
「ヤコブ病の恐れがある乾燥硬膜、歯科も使用の可能性 厚労省が調査へ」(○一年七月十二日付朝刊)」

また、旧国鉄の話でも情報はやはり公開されなかったようです。
「赤字の元凶は政治家」などは隠されたようですね。

情報公開審査会というものがあり、情報公開されることもあるという。

ないといわれた文書もあったという。

「「水俣病の専門家会議の資料発見、公開求める 情報公開審が答申」(○二年三月五日付夕刊)
「環境省が記録開示 水俣病認定基準の専門家検討会」(○二年三月二十二日付朝刊)」」

しかし異議申し立てしても、霞が関は軒並み放置しているそうです。
期限がなかったら、放置しておけというわけのようです。
そして、取り返しがつかなくなったこともあったそうです。
例としては愛知万博のことがあげられていました。

手数料が高いのには驚きました。

情報公開訴訟をすると交通費だけで地域格差があるという。
インターネットで情報交換はできるのに、なぜ活用されないのか?

よく言われることですが、○○白書や○○法が、
インターネットで無料でどうして公開されないのかも疑問です。
官庁の出版物は、確実に儲けられるビジネスとして、
利権を守られているのではないかと書いておられる方もおられた。
一日も早く法律や○○白書の無料インターネットでの公開を
願いたいものです。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほんと・・・ (みっちゃん)
2006-03-09 23:19:47
医療も、先生さまさまの時代は過ぎ・・・

カルテ開示が叫ばれる昨今・・。

日本は先進国の中でも遅れてるのかなぁ~

カルテ開示といわれても、 (鱧男)
2006-03-10 21:41:04
まともにカルテかいてない人たちもいるのを

ニュースでみました。(☆_★)



都市再生機構、分譲マンション6棟の構造計算書を紛失

http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060228/K2006022801060.html?C=S



買った人はあきれてるのを通りこしておられるかも

しれませんね。

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