私達はどのような危険な状態にいるのか－日本をとりまく核状況－

『私達はどのような危険な状態にいるのか－日本をとりまく核状況－』
　　　日本はこれでいいのか市民講座推進人会議・編/
　　　　　日本はこれでいいのか市民連合1982年

まず、このことを知らない人がいないようにとボクは思います。
－－もし知ったら、こんな状況でいいわけがないと、人道や人権をとるなら当然思うことでしょう。



実際には守られていない「非核三原則」。下「」引用。
「日本政府は「非核三原則」を表明し、日本に核は存在しないかのように考えられているが、しかし、実際には岩国にアメリカの核攻撃部隊・核兵器組み立て部隊がいることが明らかになっており、核が貯蔵されている疑いもある。そのうえ、核積載の艦船や航空機が寄港あるいは飛来したり、領海や領空を通過するという形で持ちこまれることはあり得、核兵器は事実ひんぱんに在日米軍基地に出入りしている。」

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いたちごっこ……。下「」引用。
「そしてそれは陸上の基地だけにとどまるものではない。一九八一年四月、アメリカのポラリス型潜水艦ジョージワシントン号による日昇丸あて逃げ事件は記憶に新しい。この事件ではからずも明らかになったように日本近海にはアメリカのポラリス型原潜（太平洋に一○隻配備）が遊よくしている。それを追ってソ連の攻撃型原潜が潜航し、さらにそれを追うアメリカの攻撃型原潜（太平洋に三七隻配備）が、ポラリス型原潜を防護する形で配備されている。そしてその海域上をP3Cが対潜哨戒にあたっている。」

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チキンハートの人たちが、張子の寅で威張り倒している世界……。
人類を何十回も殺す殺戮兵器をもっている。
－－怖いものです……。チキンハート！

「オランダ風邪」と揶揄されたという。下「」引用。
「七七年七月に発表されたアメリカのカーター前政権による中性子爆弾開発計画と、続いて八月に発表されたNATO諸国への中性子爆弾配備計画とが、ヨーロッパのり人々に自分たちは「核」のなかに住んでいるだけではなく、核戦争の戦場に擬せられていることを改めて気づかせたのである。－略－
　この計画に反対する声を真っ先に挙げたのが、オランダの人々だった。このオランダから燎原の火のように反核の運動が全ヨーロッパに広がって行ったので、あとで「オランダ風邪」とからかい半分に呼ばれるようになる。」

風邪の症状は病原菌ではなく、免疫が働いていたりします。
－－風邪が問題なのではなく、ウィルスが問題では？
ここでは、自然にはありえない「中性子爆弾」というウィルスが問題なのに……。

「原発若狭の闇」水上勉・著や、「もし横須賀に核爆弾が落とされたら」も掲載されていました。









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