磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

岩波新書566 この世界の片隅で

2008年02月03日 | 読書日記など
『岩波新書566 この世界の片隅で』
   山代巴・編/岩波書店1965年

これも原爆に関する本です。
いろいろな方が差別にかんする問題をかかれています。



今とは福祉もちがいますね。
でも、一時に比べて福祉は後退しましたね。

しかし、当時は今よりも福祉は貧弱だった。
小頭児は知能指数が低すぎて集団生活が出来ないなど
の理由から、施設に入ることができずにいたという。
それだからこそ、福祉が必要だと思うのですが……。

そして医療も見捨てていたようです。

韓国人が住む場所など、といわれている所があったという。
やはり差別を受けていたという。

他の本では、原爆でも壊せなかったもの、
それは「差別」と書いてありました。

の人を差別した一般国民も
軍隊の人から差別されていたという。

被爆した子どもなども、被爆軍人がいたら、
納屋から追い出されたという。

やくざに入った者も、やくざに入らないで
断った者もたいへんな人生を歩まれたようです。

手術するよりも、自然の方が治りがよかったと
火傷のことで書かれてありました。
今とは医療の技術の差も大きいと思います。

お金がやはりいつの時代も大きいようです。下「」引用。

「その委員は「胃ガンなぞを認定していたら金がなんぼ(いくら)あっても足らんよ」と放言するのでした。すなわち彼の目は被爆者にではなくて、厚生省にそそがれていたのです。」


このことも勘違いして欲しくないことがあります。

まず、いつものことで、どんなに税金が無駄に遣われているかということです。

そして、責任者が責任をとらなくてもいい社会。
いい加減社会を増進してきたということです……。

これは最近のC型肝炎でも、年金問題でも同様ですね。
--地方の役人は逮捕しても、巨悪というべき、肝心の中央官庁や政治家には……。










もくじ





エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。