磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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反原発全国集会記録-すべての原発を停止させよう-1975.8

2008年11月25日 | 読書日記など
『反原発全国集会記録-すべての原発を停止させよう-1975.8』
   反原発全国集会実行委員会・編/
     武谷三男、高木仁三郎、他/
       反原発全国集会実行委員会1975年

京都であった全国集会のようです。
--京大農学部で講演会があったようです。



武谷三男氏(メッセージ)。下「」引用。

「 現代は原水爆時代であって、原子力時代ではない。これは私が、日本の最初の原発東海1号に対する反対運動以来いい続けて来た言葉で、現在ますますその正しさが明らかになってきた。-略-」

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「日本列島改造論」について書かれてあります。下「」引用。

「例えば「列島改造論」でも、50万トンタンカーはどうしても必要である。50万トンタンカーが入る湾は日本には4つしかない。それはむつ湾と徳島橘湾と高知の宿毛湾と志布志湾である。だから、この4つに大石油基地を作る以外にないんだ。したがって、もしこの4つの地域の住民がこれに反対するならば、日本の石油の輸入は不可能となり、したがって日本の国はつぶれる。だからこの住民の反対は地域エゴイズムであって、日本国民に敵対するものであって、非国民だという言いかたである。-略-」

さらに、この考え方を原発にも適用してくる……。下「」引用。

「「日本列島改造論」はどんどん暴走していく。2億3600万Kwいると。これだけの発電所をつくらないと日本はつぶれると。どうしても6000万Kwの原子力発電所がいるんだ。だから、これができるかできないかが、電力を確保できるかできないかの岐れ目であり、それが日本列島の改造ができるかできないかの岐れ目だと。これがかつての田中首相の理論である。」

石炭はなくなったわけではない。下「」引用。

「財界は「日本の石炭は年間5500万トンを維持する」と言ったにもかかわらず、現在は僅か2000万トンである。石炭は現在北海道や九州に充分に埋蔵されている。が、採掘は労働不足ではできない。そしてその責任については一切黙っている。--そして「だから原子力でゆきましょう」と言うのである。」

「「--原発で死亡者なし」のカラクリ」 下「」引用。

「次に誰も死んでないじゃないかと。アメリカでも、これよく言われるです。原子力産業で誰も死んでいないと。他の産業ではたくさん死んだと。作業中に。これは本当か嘘かという問題です。皆さん御承知のように、作業者被ばくによって、たくさんの人が、被ばくして、白血病その他がたくさん出てる。-略-」

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「高木仁三郎氏講演」があったようです。下「」引用。

「-略-しかも、こういう現行の規制値は決して安全量ではない。つまり、職業人に対しては1000人に1人。一般人に対しては1万人に1人は死んでもいいという、そういうことは許容した許容量である。だから、現行の許容量に対して、昨年、アメリカのタンブリン、ゴフマン両博士は、この基準は甘すぎるから、許容量を10万分の1に下げることを提案した。」

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今では代替エネルギーもあり、原発は必要ではないという学者がいる。








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