磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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放射能見えない危険

2006年09月25日 | 読書日記など
『読売科学選書28 放射能見えない危険』
    東京大学医学部助教授 草間朋子・著/
      読売新聞社1990年

この本は疑問に思うことが多かったです。
この当時でもほかの本と違うことが書かれてありました。



この本では、ジャガイモに放射していることが二箇所に書かれています。

日本では、ジャガイモだけに放射線の照射が許されています。
しかし、これもデータがあるとされたものが、実はなかったという問題がありました。このデータなしは国会でも認められたことらしいです。

今では、このことについては、この記述自体が成立しないと思います。下「」引用。

「コバルト-60などから出るガンマ線を使って、じゃがいもの芽の部分の細胞を殺してしまい、発芽防止をおこなっているのです。
 じゃがいもにとっては外部被爆ですから、照射されている間は放射線は問題になりますが、照射が終わってしまえば放射性物質が残っているというわけではありません。
 放射線の問題については、一つは恐怖心のために、何が何でも放射線は悪いものだという先入観のために、誤解が生じやすくなっているように思えます。
 こういうことをいうことすら、なにかの目的があるのではないか、といわれてしまうこともしばしばてず。たしかに、いままでの放射線は、何度も人間を悲惨に陥れてきました。しかし、いま一番大切なことは、放射線のことを正確につかむことではないかと思います。」

科学万能という姿勢自体が問題であると私は思います。
科学は万能ではなく、ほとんどのことがわかっていない。
これが正確なことと私は思います。

放射能の遺伝子に対することも、この文章では否定されているように素人ながら思います。

環境問題を熟考されている方々が、「予防原則」であられるように、慎重であるべきですね。

しかし、いまだに、ジャガイモの放射線照射が許されているとしたら、なぜなのでしょうか? 納得できませんね。

書類がなくなっているのなら、もう一度、データをとられるのが当たり前ではないでしょうか?

「放射線による品種改良」もDNAを傷つけていることが、
書かれていません。「植物に突然変異や染色体異常を起させ」
という表現になっていました。

東大のことを書かれてあります。同。

「しかし、最近、私のいる東京大学でも、一般の人の入らない場所であるものの、管理されていない場所に放射性物質を埋めていたことがわかりました。慚愧(ざんき)に耐えないことです。」

これだけではありません。いわゆるマッド・ドクター本というのがあります。
東大病院のことも書かれてあります。

エックス線という表現は英語が得意な人はとらないそうです。
Xとは謎だからです。今ではX線は謎ではなく、レントゲン線というのが正確な表現だそうです。謎ではないからです。

キューリー夫人の時代を表現するのにX線は適切だと思いますが、現代の医療を表現されるときにも、使用されているのは不適切だと思いました。

『徹底した管理』、『バカにしないで』、きちんとした管理をしたら、安全だという。

それを云うだけで出来るならば、警察はいらない。
京都の年寄りならそういうでしょうね。

精神主義がまじってもいました。
科学の徒とは思えませんでした。




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