磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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サンデー毎日 2011-10.23号

2011年11月08日 | 読書日記など
『サンデー毎日 2011-10.23号』
    山田道子・編/毎日新聞社2011年

特集名 小沢シロの核心証言



「やはりあった「米兵犯罪の裁判権放棄」の日米密約 外務省が8月26日に公開」 下「」引用。

「外務省は8月26日、米軍関係者の犯罪で「重要事件以外は裁判権を行使しない」と記した。秘密文書を公開した。筆者が本誌2010年3月14日号で指摘した「第1次裁判権放棄」の密約はやはり存在した。が、政府は密約と認めない。果たして日本は独立国といえるのか。  ジャーナリスト・吉田敏浩」

「レイプ犯が理由明かされず不起訴」 下「」引用。

「密約と認めない政府の姿勢に、事件に巻き込まれた人の怒りは募る。
「なぜ密約だと認めないのですか。これまでないと言い張ってきた文書が出てきたのに」と訴えるのは、日本在住のオーストラリア人女性ジェーンさん(仮名)。ジェーンさんは02年4月6日、米海軍横須賀基地近くの駐輪場に止めていた自家用車の中で米空母乗組員にレイプされた。犯人の米兵は警察に逮捕されず、基地に戻り、その後海軍憲兵隊に身柄を拘束された。神奈川県警に事情聴取はされたものの、結局同年7月、横浜知見横須賀支部で理由を明かされないまま不起訴になった。
「なぜ不起訴なのかと疑問に思い続けてきた時、新原さんがアメリカで裁判権放棄の文書を発見したのです。『ああ、やっぱり。だからなんだ』と分りました。レイプされてから10年近く、心的外傷後ストレス生涯(PTSD)に苦しんできました。日本政府は密約の存在を認めて、責任をとってほしい。私だけでなく、これまでどれだけ多くの被害者が泣寝入りせざるを得なかったか」(ジェーンさん)」

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「総理になってほしい著名人10人に原発賛成派ゾロゾロという世論」佐高信。下「」引用。

「-略-とくに北野武、東国原英夫、橋下徹、石原慎太郎がひどい。これらのタカ派というかバカ派が首相になったら、私は日本人をやめたいと思うほどだ。-略-世間的には立場が違うとされる西部と私が共に排撃しているのはこの軽さと薄さなのである。-略-」

「原発事故は、自閉的共同体の幻想を捨てるため天がくれたチャンスだ」 下「」引用。

「「人間は本能の壊れた動物で、幻想や物語に従って行動しているだけである」。70年代後半にこう指摘し、論争を起こした精神分析者の岸田秀氏(77)。3・11後の日本人は氏にどう映っているのか。その精神構造を国生み神話の先まで遡り、解き明かしてもらった。-略-」

日本軍と原子力ムラ。「危険を知りながら知らぬふりをして推進」 下「」引用。

「-略-強い軍事大国であるという「幻想」を捨てられず、結果として多数の犠牲者を出しました。同様に原子力ムラという自閉的共同体も原発は安全だという「幻想」に依って立ち、未曾有の被害をもたらしてしまった。日本軍と原子力ムラの精神構造は同一です。敗戦や事故の可能性はかねて指摘されていたのに、自閉的共同体にはそれが見えなくなっていたのです。
 なぜ見えなくなったのか。原発推進論者とて、原発がひとたび事故を起こせばどうなるか、その危険を認識していなかったはずはないでしょう。危険を知りながら知らぬふりをして推進することには多大なエネルギーを要します。人間は長期間葛藤を抱えながら精神生活を続けることはできないから、「原発は安全だ」という気楽さに雪崩れ込んだのです。その途端、目障りな反原発論者の就職や昇進を阻み排除することで、自閉的な原子力ムラ共同体を形成していきました。
 今、日本人は岐路に立たされています。自閉的共同体を維持する、-略-それとも脱原発路線に転換し、豊かな大国でなくても安全な国を目指すのか。これは日本人にとって人生哲学の問題です。」

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「自信も誇りもない日本人」 下「」引用。

「東日本大震災という「第二の敗戦」をもってしても脱原発一つ決められず、自己同一性を回復できない日本人はつくづく自信も誇りもない民族だと痛感します。」

だから、ないものを「幻想」でもたせるために、CMとか、ドラマで大安売り……。
あきれて見ています……。個人の誇りまで日本の誇りにして、どうすんですか?
日本政府や政治家、官僚に誇りあるんですか? こんな状況で?

「最凶プルトニウム254億ベクレルはどこまで飛んだのか」 下「」引用。

「福島原発の敷地外で初めてプルトニウムが検出された。中川正春文科相は「調査を拡大する」と明言したが、危機感は薄い。「最凶」の物質はどこまで汚染範囲を広げたのか。-略-早急にプルトニウム汚染マップを作成すべきだ。」








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