『差別と日本人 角川ｏｎｅテーマ２１ Ａ－１００』
野中広務、辛淑玉・著/角川書店2009年
田中角栄はよくって、小沢一郎が悪魔というのが理解できない私ですが、この本では書かれてなかった……。
国鉄の後輩に、差別発言された野中。地元へ帰り、差別をなくすため政治に！ それで自民党に入ったのか？ 一般常識とは異なる思考をもった人……。でも、どこの政党に入れば差別をなくせるのか？ まず日本ではないでしょうね……。
同和対策事業。下「」引用。
「府議になってからも、園部町と同じようなことが目についた。“同和対策事業”と称して、被差別関係の土建業者が優先的に仕事を受注するということが半ば習慣化しいた。」
優遇措置。下「」引用。
「被差別に対する税の優遇措置が議論の対象になった。これは「控除」と呼ばれるもので、解放同盟（以下「解放同盟」）と企業連合会（解放同盟の関連企業団体」に加盟する企業が提出した税金申告についての検査しないことになっていた。」
南京事変のあった場所へ。下「」引用。
「私は後援会活動の柱の一つに、戦争の慰霊旅行を目標として挙げていたこともあって、南京事変があつた場所を選んだのだ。
南京の雑踏の中で私の後援者の一人が倒れたまま起きあがれなくなってしまった。聞けば、彼はす京都府の福知山にあった歩兵二十連隊の第三中隊に所属しており、南京事変の時、この南京の作戦に参加していたという。
彼は、戦闘員が潜んでいないか建物をチェックしていたところ、女性と子供しかいない施設を確認した。それを上官に報告すると、「平服を着た便衣隊（ゲリラ）がまぎれているかもしれん。全員やっちまえ」と言われた。彼は上官の命令に逆らえず、何の罪もない女性や子どもを百数人殺してしまったのである。その忌まわしい記憶が、現地を再訪したことで甦り、倒れてしまったのである。」
日本軍、差別で自殺。下「」引用。
「かつて、日露戦争から戻った出身の兵士たちが除隊後、の青年たちに勉強会は開くということがあったが、それらは、軍隊内のすさまじい差別と制裁の結果としてでてきたものだった。しかし、軍隊内差別は払拭されることもなく継承された。－略－さらに、自分より古参の者や上級の者に対しても、相手が出身とわかると敬礼をしないなどの行為が日常茶飯事だった。もちろん、意を介して抗議をすれば重営倉にぶち込まれた。鉄道自殺するものも出た。差別を天皇に直訴した北原泰作二等兵は直ちに捕らえられ、軍法会議で懲役一年の刑を受けた。」
結婚差別による自死事件があったという。
index
朝鮮人なら、内緒……。下「」引用。
「かつて、日本名で生活している在日青年が、「オレ、朝鮮人なんだよ」と告げたとき、彼の友人たちが、「えっ、じゃ、内緒にしといてあげる」と言ったことがあった。これは、私はいいけど、他の人がどう思うかわからないから隠しておこう、という意味であったが、同時に「お前（朝鮮）は隠さなければならない存在なのだ」と、言外に示唆するものでもあった。」
でも、朝鮮差別のあるところでは、隠しておかないとと思っている在日朝鮮人もいるのではないか？ それも差別なのか？
関東大震災にしてはいけない……って、関東大震災のことも理解していないように思えた……。
新井将敬1998年、自死……。
－－新井は口封じのために殺されたと主張する野中……。
東大卒で甘えがあった新井と、野中。下「」引用。
「ただ、彼はやっぱり「俺は東大を出て花の大蔵省に入ったんだ」という、そういうプライドが強くありすぎんじゃないかなあと。それが彼の甘えになってしまったんじゃないかなと、そんな気がします。」
殺されたのに？ この物いいでは、自殺した人に対するもの？……。
辺野古の市民運動に自衛隊を送った？……。下「」引用。
「辛 －略－辺野古で米軍の再編に関して反対している市民がいます。二○○七年の五月、自衛隊の掃海母艦「ぶんご」をあそこに突きつけたでしょ。あれはなぜやったのって思った。
野中 ほんと知らん、僕は。
辛 私は、信じられないと思った。少なくとも、あれは軍艦ですよ。自衛隊を市民運動に対して持っていくという発想が、私にはもう一線を越えていると思ったのね。－略－
二○○七年五月十七日夜から十八日未明にかけ、海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」が辺野古沖に姿を現した。海底への調査機器設置作業を「支援」するという名目で、政府が艦砲を装備した自衛隊を沖縄に派遣したのだ。」
－－麻生太郎は差別意識が体中に染み込んでいる。
「麻生太郎」は、日本社会が生み出した「差別の結晶」……。
小泉純一郎はひどいことをした。下「」引用。
「－略－二○○二（平成十四）年に五人、そして二年後には子どもたちやジェンキンスさらを帰国させた。これらの見返りとして、北朝鮮側はある条件を出しているんですよ。ところが、それを日本は何一つ履行していない。そのため、北朝鮮側でその時に中心になった人物がいま非情に厳しい状況に追い込まれている。それを耳にして、小泉っていうのはひどいことをしたと思った。－略－やはり裏があった。」
【一部のみ】
日米平和条約へ。下「」引用。
「野中 －略－日米安保条約で結びつき、これだけ基地がある。これは平和条約じゃないですよね。
辛 そうですね。ほんとうは平和条約にすべきですよね。」
index
index
野中広務、辛淑玉・著/角川書店2009年
田中角栄はよくって、小沢一郎が悪魔というのが理解できない私ですが、この本では書かれてなかった……。
国鉄の後輩に、差別発言された野中。地元へ帰り、差別をなくすため政治に！ それで自民党に入ったのか？ 一般常識とは異なる思考をもった人……。でも、どこの政党に入れば差別をなくせるのか？ まず日本ではないでしょうね……。
同和対策事業。下「」引用。
「府議になってからも、園部町と同じようなことが目についた。“同和対策事業”と称して、被差別関係の土建業者が優先的に仕事を受注するということが半ば習慣化しいた。」
優遇措置。下「」引用。
「被差別に対する税の優遇措置が議論の対象になった。これは「控除」と呼ばれるもので、解放同盟（以下「解放同盟」）と企業連合会（解放同盟の関連企業団体」に加盟する企業が提出した税金申告についての検査しないことになっていた。」
南京事変のあった場所へ。下「」引用。
「私は後援会活動の柱の一つに、戦争の慰霊旅行を目標として挙げていたこともあって、南京事変があつた場所を選んだのだ。
南京の雑踏の中で私の後援者の一人が倒れたまま起きあがれなくなってしまった。聞けば、彼はす京都府の福知山にあった歩兵二十連隊の第三中隊に所属しており、南京事変の時、この南京の作戦に参加していたという。
彼は、戦闘員が潜んでいないか建物をチェックしていたところ、女性と子供しかいない施設を確認した。それを上官に報告すると、「平服を着た便衣隊（ゲリラ）がまぎれているかもしれん。全員やっちまえ」と言われた。彼は上官の命令に逆らえず、何の罪もない女性や子どもを百数人殺してしまったのである。その忌まわしい記憶が、現地を再訪したことで甦り、倒れてしまったのである。」
日本軍、差別で自殺。下「」引用。
「かつて、日露戦争から戻った出身の兵士たちが除隊後、の青年たちに勉強会は開くということがあったが、それらは、軍隊内のすさまじい差別と制裁の結果としてでてきたものだった。しかし、軍隊内差別は払拭されることもなく継承された。－略－さらに、自分より古参の者や上級の者に対しても、相手が出身とわかると敬礼をしないなどの行為が日常茶飯事だった。もちろん、意を介して抗議をすれば重営倉にぶち込まれた。鉄道自殺するものも出た。差別を天皇に直訴した北原泰作二等兵は直ちに捕らえられ、軍法会議で懲役一年の刑を受けた。」
結婚差別による自死事件があったという。
index朝鮮人なら、内緒……。下「」引用。
「かつて、日本名で生活している在日青年が、「オレ、朝鮮人なんだよ」と告げたとき、彼の友人たちが、「えっ、じゃ、内緒にしといてあげる」と言ったことがあった。これは、私はいいけど、他の人がどう思うかわからないから隠しておこう、という意味であったが、同時に「お前（朝鮮）は隠さなければならない存在なのだ」と、言外に示唆するものでもあった。」
でも、朝鮮差別のあるところでは、隠しておかないとと思っている在日朝鮮人もいるのではないか？ それも差別なのか？
関東大震災にしてはいけない……って、関東大震災のことも理解していないように思えた……。
新井将敬1998年、自死……。
－－新井は口封じのために殺されたと主張する野中……。
東大卒で甘えがあった新井と、野中。下「」引用。
「ただ、彼はやっぱり「俺は東大を出て花の大蔵省に入ったんだ」という、そういうプライドが強くありすぎんじゃないかなあと。それが彼の甘えになってしまったんじゃないかなと、そんな気がします。」
殺されたのに？ この物いいでは、自殺した人に対するもの？……。
辺野古の市民運動に自衛隊を送った？……。下「」引用。
「辛 －略－辺野古で米軍の再編に関して反対している市民がいます。二○○七年の五月、自衛隊の掃海母艦「ぶんご」をあそこに突きつけたでしょ。あれはなぜやったのって思った。
野中 ほんと知らん、僕は。
辛 私は、信じられないと思った。少なくとも、あれは軍艦ですよ。自衛隊を市民運動に対して持っていくという発想が、私にはもう一線を越えていると思ったのね。－略－
二○○七年五月十七日夜から十八日未明にかけ、海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」が辺野古沖に姿を現した。海底への調査機器設置作業を「支援」するという名目で、政府が艦砲を装備した自衛隊を沖縄に派遣したのだ。」
－－麻生太郎は差別意識が体中に染み込んでいる。
「麻生太郎」は、日本社会が生み出した「差別の結晶」……。
小泉純一郎はひどいことをした。下「」引用。
「－略－二○○二（平成十四）年に五人、そして二年後には子どもたちやジェンキンスさらを帰国させた。これらの見返りとして、北朝鮮側はある条件を出しているんですよ。ところが、それを日本は何一つ履行していない。そのため、北朝鮮側でその時に中心になった人物がいま非情に厳しい状況に追い込まれている。それを耳にして、小泉っていうのはひどいことをしたと思った。－略－やはり裏があった。」
【一部のみ】日米平和条約へ。下「」引用。
「野中 －略－日米安保条約で結びつき、これだけ基地がある。これは平和条約じゃないですよね。
辛 そうですね。ほんとうは平和条約にすべきですよね。」
indexindex
