磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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わたしの8月15日-児童文学作家と画家が語る戦争体験-

2008年09月03日 | 読書日記など
『わたしの8月15日-児童文学作家と画家が語る戦争体験-』
   あかね書房・編/あかね書房1975年

ぼくの子どものころの児童文学者は戦争のことも考えていてくれた人たちが多かったですね……。



■もくじ■
敗戦まで 今西祐行  6
昭和20年8月5・6・7 太田大八  20
小さな鬼たち 灰谷健次郎  24
逃げかくれの実記 筒井敬介  37
ながいひなまつり 立原えりか  51
フィリンピンの小さな島 斉藤博之  64
汚れた顔の家なき子たち 永井萌二  70
激流をこえて 漆原智良  82
八月十六日のげんこつ 竹崎有斐  95
十九歳に吹いた風 鶴見正夫  143
痛みをささえてくれた母の愛への画譜 こさかしげる  156
八月十五日の笑顔 神沢利子  164
ベトナムの月 石川光男  170
ネガとポジ 杉浦範茂 186
この日、この時 北畠八穂  192
記憶の中から 大石真  206
神風を信じて 早乙女勝元  218
いちばん空と海が青かった日 古田足日  226
  年表  236
  執筆者紹介  242
  あとがき  244

今西祐行が入隊したころのことを書いている。下「」引用。

「わたしは海兵団でただごろごろ、防空壕堀りなどの作業をしてすごすばかりであった。
 それでも一か月ほどすると、わたしは軍需部に派遣された。軍需部というのは、兵器から衣服、食料、文具、軍艦に補給する生鮮食品まで、いっさいの海軍の用品をまかなう所である。軍需部は海兵団から川一つをへだてたところにあった。」

--今西は、6月2日呉空襲から、川原石で穴を掘って暮らしていたという。
そして、広島に原爆投下……。救護班として広島へ。

--灰谷健次郎の父と兄は神戸造船所で働いていたという。兄は学徒動員。
灰谷自身は、岡山に疎開。

--長崎源之助
出征前の記念写真からはじまる文。

「神風を信じて」早乙女勝元・著。
--軍国少年だった早乙女勝元のことが書かれてある……。

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もっとも、平和的な児童文学者の一人が、そうであったのか……。

人は変われますね!







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