磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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和解のために 教科書・慰安婦・靖国・独島

2008年02月27日 | 読書日記など
『和解のために 教科書・慰安婦・靖国・独島』
   朴裕河(パクユハ)・著/佐藤久・訳/平凡社2006年

韓国と日本の掛け橋になってもらいたい人だなあーと思いました。だけど、なかなか難しいものとボクも考えます。



一つ、ボクは強くいいたいのは、朝鮮人が原爆被爆者の一割を占めると書かれている本もあります。
この本は原爆のことを取り上げていましたが、このことは書かれてありませんでした。

簡単にいってしまえば、韓国人は原爆は侵略戦争の結果の罰だと思っているそうです。それはこの著者だけではありません……。
--そして、朝鮮人の被爆者は捨て去られてもいます。

この著者は書きます。下「」引用。

「日本の原爆被害に対する韓国の感性に近いものである。また他者の被害に対して、あまりにも創造力を欠いているといわねばならない。」

韓国といえば、韓国政府が代表かもしれませんが、それとすべてが一体ではないはずですね。

--韓国の人、お願いです。高齢の被爆者に失礼な態度はやめていただきたいと思います。被爆者たちの多くは加害者側であることも主張しています。平和運動、核兵器廃絶の運動をされている高齢の被爆者ぐらい適用外にしてもらえないのでしょうか? その心の狭さに、未来さえも暗く感じてしまいます。

「新しい歴史教科書をつくる会」について書かれてありました。下「」引用。
「「文部大臣に勧告する」というように、国の政策にまで反映させようとする具体的な方針をはやくから立てていた。それから八年が過ぎた二○○五年、日本の「文部科学大臣」が、「つくる会」の教科書について前述のこどく肯定的な発言をおこなったことは、政府に影響を及ぼそうとする彼らの目標が確実に成果を収めたことを示しているといってよいだろう。」

韓国の人たちは、日本の教科書のことを知らなかったという。

「慰安婦」についても書かれてありました。下「」引用。

「日本の教科書に「慰安婦」について記述するよう要求するなら、当時父親に売られていった女性もいたし、「慰安婦」に志願した女性もいたという事実(第二章参照)が記述される可能性も、受け入れなければならないだろう。」

しかし、日本の侵略によって、物価があがったり供出させられたりして、生活できなくなった結果だとボクは思います。

そして、日本の文化人たちの意見も書かれてありました。下「」引用。

「朝鮮半島の女性は当時も日本人……日本女性と同じように日本軍を慰安し、報酬を得た」(上坂冬子

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「あの時代は売春宿は世間にも認められていた。いま振り返って悪いといってもしようがない」(櫻井よし子
「私も慰安婦だったという詐欺も必ず出てくるだろう。それをどう見分けるか」(曽野綾子

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この意見のどこに文化があるのか、さっぱりわかりませんが……。

そして朝鮮でも「階級」差別はあったという。下「」引用。

「ある「慰安婦」は、「(挺身隊に)旦那さんとこのお嬢さまよりは、自分が行かなければと思った」(黄錦周(ファンクムジウ)」

小林よしのり氏のことも書かれてありました。下「」引用。

「小林よしのりは「死者の声を聞け」という。彼らは国のために喜んで死んでいき、靖国でまた会えるものと思って死んでいったのだから、その心を汲み取るべきだと主張する。」

オウム事件で人気を博した小林氏。
オウムが同様のことを言ったら、認められるのでしょうか?
--死者には英霊と呼べない人もいます。

2006年夏、ソウルで映画『韓半島』上映。
--反日的な映画だったという。
若者たちは、深刻なシーンで笑っていたという。
あまりにもステレオタイプな告発ぶりだったからという。
--著者は、的外れのナショナリズムに扇動されることがないことに希望を見出すという。











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