磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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松浦火力発電所建設がもたらすもの-火電とわたしたちの生活-

2008年10月25日 | 読書日記など
松浦火力発電所建設がもたらすもの-火電とわたしたちの生活-』
   松浦火電を考える会 松浦地区労働組合会議・編/
     松浦火電を考える会 松浦地区労働組合会議1980年

あのドイツでも、石炭火力発電では大きな反対が、今年もあったようです。
--このころには、建設反対のようですが、もうできているようです。
「東洋一」を誇るとそうです。



「まえがき」に書かれてあります。下「」引用。

「いま松浦市を中心に、日本最大規模をほこる三百四十万キロワットの石炭専焼火力発電所の建設計画をめぐって、賛成、反対の声がうずまいています。
 一月六日から三週間、九百頁に近いぼうだいな環境影響調査書(案)が縦覧され、説明会も開催されました。
 アセスメントを見られた方はおわかりのように専門用語と数字、図表でうずまり、一般の人にとっては、何が問題なのか、問題点を見つけ出すことすらむづかしいものであったといえます。
 また、説明会で配布された「環境影響調査と建設計画のあらまし」は、「公害はない、影響は少ない」の一点張りであり、担当者の説明も、石炭専焼火力発電所の問題について、わたくしたちが切実に知りたいと考えている数多くの問題点については、まったく、あきらかにされませんでした。
 電源開発や九州電力、市当局が主張するように、公害のない巨大発電所であるとするならば、なぜ、その技術をもって、現実に住民側から問題にされている全国各地の火力発電所のおびただしい公害、被害を防ぐことはできないのでしょうか。
 いま、全国各地で火力発電所反対の運動を続けている住民団体は、五十団体以上にのぼり、住民側がやぶれたとはいえ、北海道伊達火力発電所の建設・操業差し止め訴訟をはじめとして、北陸電力七尾火電、関西多奈川第二火電、九州電力豊前火電など、住民側から裁判が提起され、あらそわれているのはなぜでしょうか。
 全国各地の現状を見る時、電源開発、九電、市がいうように「無公害火力発電所」という宣伝は、わたしたちをなっとくさせるものではないといってよいでしょう。-略-」

そして、61億円……。下「」引用。

「六十一億円という、ぼうだいな金が松浦市におちる、ということで建設に賛成される方も、また、公害が心配で反対される方も、何が問題なのか知りたい方も、一人でも多くの人に読んでいただき、判断の材料にしていただきたいと考えています。
 巨大火力発電所の建設は、いまから先の松浦市を中心とする北松地域に住む、くさんの人々の生活を左右するものです。ぜひ、冷静な態度で、一人ひとりが判断していただきたいと思います。
 また、みなさん方のご意見をおきかせいただきたいと思います。」

風洞実験の考え方がおかしいという……。下「」引用。

「風洞実験が、実際とまるでちがう結果になる場合が多いことは、数多くの学者が指摘しています。
「風洞実験は危険な個所を探るためにのみ使用すべきであって、電力資本がするように安全性の証明、あるいは工場立地の論拠として利用することはできない」と、はっきり発言している学者もいるのです。」

農作物にも影響があるという。下「」引用。

「火電から排出されるぼうだいな汚染物質は、当然のこととして農作物に大きな被害をもたらします。-略-ほとんどの植物、作物は亜硫酸ガスなどのいおう酸化物に弱く、ごくうすい濃度でも、長期間さらされると被害が発生し、また、直接に傷害が目にみえなくとも、光合成が低下し、収量が減っていくことになります。-略-」


電力会社の思考……。





まんが原発列島』より














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