磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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258 ガンバレ! なでしこジャパン

2008年08月17日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


八、浮気は女の甲斐性よ!




258 ガンバレ! なでしこジャパン


「オカネスキー、研究はどう?」

「まだまだでござるねえー」

「まあ、そんなに気にすることもないわよ。ここの世界にもなれてきたしね……」

でも、二人きりになったら、いつものなれた感じがいい……。

「そうでござるね……。別に外国に来たわけでもないしね……」

「でも、オカネスキーにしたら、ここも外国でしょう」

「外国といっても、第二の故郷でこざるよ」

「そうだったわね」

テレビのスイッチをつける。

「サッカーでござるね」

テレビではアナウンサーが熱狂している。

「日本代表、なでしこジャパン!」

でも、テレビに映っている選手たちは、女性ではなく男性。

「なでしこって、花でござるよね。たしか、女子ホッケーは“さくらジャパン”でござる……」

「くわしいわね。どうして花の名前をつけるのかしら?」

「そうでござるねえ。むこうの世界の男子サッカーは、監督の名前でござるね」

「虫とかじゃだめなのかしら」

「かぶと虫ジャパン! マニアの人には気に入られるでござるね」

「どんなマニア?」

「昆虫マニアでござるよ」

「ふーん、動物はどうかしら、それともシャネル・ジャパンとかは?」

「シャネルはフランスでござろう……」

「それなら、無印良品ジャパンはどうかしら?」

「品質がよさそうでござるね」

「スポーツ界も、こちらの世界ではやはり男女が逆ね……」

「そうでござるなあー。髪飾りをつけている柔道選手も男性でござったね。谷選手の髪かざりは素敵でござったね。パパでも金! と頑張ったでござるが……。予選で負けたのに出場したと、評判も悪かったでござるよ」

「妻は野球選手ね……」

「そうみたいでござるよ」







閑話休題

こちらの世界の

なでしこジャパン

がんばっていますね。

--大和撫子なんて言葉もありましたね……。








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