磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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風のように炎のように 峠三吉

2009年04月05日 | 読書日記など
『風のように炎のように 峠三吉』
   岩崎健二・作画/峠三吉記念事業委員会1993年

この本はマンガ本です。
でも内容は濃いです……。



「みつよし」は母が命名? 下「」引用。

「父の兄延吉(のぶきち)によって「三吉(さんきち)」と命名されたが、母ステは「さんきち」は軽すぎるとして「みつよし」と呼んだ」

賀川豊彦によってキリスト教徒に……。下「」引用。

「賀川豊彦の「死線をこえて」「太陽を射るもの」などを読んでキリスト教信者として貧民街で路傍伝道に生きる賀川豊彦の殉教的な生き方に感銘をうけて家族で話し合うことがあった。このことは、後に長姉嘉子や三吉をキリスト教にむかわせることになった。-略-」

若杉が三吉の担任となり、「みつよし」ではなく「さんきち」と名付ける。これは、いじめだろう……。教室の独裁者=教師によるパワハラといっていいだろう。

峠さんの一冊の手帳……。下「」引用。

「三吉の遺品の中から一冊の手帳がみつかった
その中には
フランスの
抵抗詩人
ルイ・アラゴンの
詩の一節が
書かれていた

髪にそよぐ風のように生き
燃えつくした炎のように死ぬ」

「ガリ刷りの「原爆詩集」」四国五郎・著。
--「原爆詩集」は80円であったが、大阪のマニアは30万円で買いとったとアカデミィ書店主から聞いたのは20年前だったという。
そして、しめくくりでは……。下「」引用。

「それでは私は峠さんからなにを受けついだといえるだろうか。考えてみると、これこそそれだといえるものはなにひとつないが、峠さんはきわめて魅力ある詩人であると同時に私にとってヒロシマと同義語になっているので、死ぬまでこの方向で絵や詩を書き続けることになりそうである。」

四国五郎……。下「」引用。

「詩人・画家。当時広島市役所に勤務。『広島百景』『広島スケッチ』や絵本などで広島を描く。」








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