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NHKスペシャル 調査報告・劣化ウラン弾 --米軍関係者の告発--

2006年08月12日 | 読書日記など
NHKスペシャル2006年8月6日


調査報告・劣化ウラン弾
~米軍関係者の告発~


旧ユーゴスラビアでの取材は、
放射能が通常の50倍なので、
短時間しかできないという。

それは戦車を貫く劣化ウラン弾の影響。
旧ユーゴスラビアでは多くの健康被害者がいる。

また、イラクでも相次ぐ。
しかし、アメリカ政府は「科学的根拠はない」という。

NHKはアメリカの取材で多くのモノを得た。

開発者は当初から、
「様々な危険があることは知っていた。
戦いに勝つことが優先」と語る。




劣化ウラン弾調査班・元少佐「使うべきものではないという結論をえていた。
放射能汚染は取り除くことはできない。」


劣化ウラン弾調査班・元少佐


【デイビス・モンサン空軍基地】
     (アメリカ・アリゾナ州)
劣化ウラン弾で戦車を攻撃する訓練。
劣化ウランは鉛の1.7倍の比重。
分厚い戦車の車体も貫くことが可能。


【ニューメキシコ州】
・10年前から議論続く。
・湾岸戦争の帰還兵士が訴えている。
・戦車に乗っていた兵士は味方に
 劣化ウラン弾の攻撃をうける。
・破片からは今も通常の10倍の放射能。
*アメリカ政府はこれを否定する。

【劣化ウラン弾調査】アメリカ政府

劣化ウラン弾に関係するものは見つけられない。


追跡調査担当 メリサ・マクディアミド博士


【遺伝子異常】
・遺伝子の突然変異
アルバティーニ博士「劣化ウラン弾が非常に疑わしい」
・資料を軍に送るが拒否されたという。


バーモント大学がん研究所
リチャード・アルバティーニ博士


【アメリカ国防総省】
・スーパーボックスで実験
 戦車に劣化ウラン弾を撃ち込む。
・広島・長崎などのデータも考慮して、
 0.32%のみ、がん発生率が高まったという。


【重金属という性質】
・劣化ウラン弾は重金属という性質も持つ。
・ハムスターの細胞に劣化ウラン。
 重金属という性質から遺伝子を破壊。


【開発者】
・開発のときのフィルムを見せる。
 タングステンはつぶされる。
 劣化ウラン弾は原発などの廃棄物。
 =安くて、豊富にあった。
   全米で50万トン。


【使用】
1991年湾岸戦争から、コソボ、イラク戦争。
90万発、300トンをこえるという。

【旧ユーゴスラビア】
・一部の地域のみ癌が増えている。

【アメリカ政府】
・劣化ウランは比重が重いので、
 50m半径にしか飛ばない。

【元少佐・告発】
・砂漠実験からもっと飛ぶはず。
 400mの地点でも測定された。


劣化ウラン弾調査班・元少佐


・そしてロッキー少佐は、
 軍の内部書類を公表。




 戦場へ行くための兵士のことを思い、
 ビデオを制作したという。
 内部書類に従わずつぶされたという。


「劣化ウラン弾の危険性について」
(1995年米軍制作)


告発するために軍をやめた少佐。

【アメリカ軍】
・ロッキー少佐は重要な仕事をしていない

【開発者】
・開発時の粉塵が飛ぶフィルム。
 750m飛散していた。
 アメリカ政府のいう15倍の距離。
・そして繰り返し飛散する。
・空気の汚染レベルも高い。
・「環境に悪いのは知っていた」
・「兵士にとって優位な武器」

【国防総省、NHKのインタビュー拒否】

【帰還兵・損害賠償を求めて訴える】
・ドイツにある機関で調べてもらっている。

【今も劣化ウラン弾の生産を続けるアメリカ】







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